短編1
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キティちゃん

10年以上前、当時付き合っていたH美はキティラーでした。

そんなH美からもらったキティちゃんの目覚まし時計の話です。

目覚ましをセットすると、「朝よ、起きて♪」みたいな時計で、最初は目覚ましを持っていなかった俺は重宝していました。

しかし段々携帯アラームで起きるようになり使わなくなって、置き場もベッドの上→部屋の片隅→押し入れ、と視線からフェードアウトしていきました。

H美ともその後1年程で別れ、目覚まし時計の事もすっかり忘れていた頃。

休日で昼間ダラダラとしていたのですが、少したって押し入れの襖がガタッと揺れて「………ァ」と聞こえました。

なんだ?と思い押し入れに近づくと声がまた聞こえる。

思い切って襖を開けると、キティちゃんの目覚まし時計が倒れ込んで

ギャアァァーーー!!

と、まるで断末魔の叫びのような声が響きわたりました。

俺は恐ろしくなり、友人に来てもらい捨てに行きました。

その後は何もなく、風の便りに聞くとH美はいまでも元気らしいですし、結局なんだったのか……

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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