短編1
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二度とあえない

- あなたがこの手紙を読んでいられるのでしたら きっと、私はもうこの世界には居ないのですね -

突然の連絡を受けた私は息を切らせてその部屋へ駆け込む。

これはきっと悪い夢だと何度も言い効かせながら…荒い息のまま、私は部屋の中を見渡した。

複数のベッドと入院患者のいる広い部屋。だが…ひときわ目立つのは窓辺のその一画。 生活感の無い空間。そこはまるで生命の欠落。

綺麗に片付けられたベッド。空っぽの引き出し。花の無い花瓶。

「もう少し早く来て下されば…」傍に立つ看護婦が淡い桜色の便箋をそっと手渡してくれた。

便箋には力無い文字で 「 先生へ 」 とだけ書いてあった

私はふらつく足取りで窓に背を預け力無く屈み込むと、その手紙にゆっくり目を通す。

静かな時間が流れる。窓の外の桜は今も静かに舞い散っているのだろうか

私は必死で込み上げる感情を抑え、やっとの思いで声を絞り出した 「警察はまだか?」

読んで頂いた方ありがとうございます。 ネタ笑い系のカテゴリーだとすぐにバレてしまうと思いコチラに書かせていただきました。(^^)

ボツにした飲食店バージョンも機会があれば練り直したいと思います。

怖い話投稿:ホラーテラー なみすけさん  

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