短編2
  • 表示切替
  • 使い方

夜の学校で

僕が中学生の時の話しです。

その日、学校に忘れ物して、どうしても必要な物だったので夜の9時ぐらいにとりに行きました。

夜の校舎はしーんとしずまえりかえり、不気味なほどです。

僕は息をはずませていそぎ足で教室にむかいました。階段をのぼって、三階のろうかにでたところで、むこうのほうにぼぅーっと白い人影のようなものが見えました。びくっとして、おもわず足が止まりました。

「何かな?」

息をころして見つめていると、白い人影は、ゴロンゴロンとにぶい音を響かせながら、ゆっくりと歩いてきます。それが、だんだん近づいてそばまできたとき、僕はぞーっと身ぶるいをしました。

ぼろぼろの白衣をきて、髪をふりみだした看護婦さんが、死体をのせたワゴンをおしながら歩いていたのです。

看護婦さんは、壁にはりついてふるえている僕の前で足をとめると、ギロッと振り向き、

「見ぃたァなァ。」

と、怖い顔でにらみつけました。

「ギャーッ。」

たまらず、悲鳴をあげて逃げ出すと、

「まてェ。」

あとからズンズン追いかけてくるのです。僕は、とっさに階段を走っておりて、一階のトイレに逃げ込むと、いちばん奥の個室にかくれました。

その時でした。いきなり、ウ○コしたくなったのです。

恐怖と便通に悩まされていると、ゴロンゴロンという音が聞こえてきました。

「トイレに入ってきた」

とうとうすぐとなりのドアを叩く音がしました。

「ドンドン、ドンドン。」・・・・・ギィー。

「ここにも、いなァーい。」

「ああ、いよいよ最後だ、どうしよう。」

僕は、トイレの中でうずくまってふるえていました。

ところが、どうしたわけでしょう。ドアを叩く音がしないのです。

しばらくじっとしていましたが、物音ひとつ聞こえません。

「最後のトイレはあきらめたんだ。」

と、心の中でつぶやきました。ドアの外にだれかいる気配はありません。

「助かった。」

ほっとして、

「あッ、ウ○コしたかったんだ。」と思い。

ズボンとパンツを下げウ○コしようと便器にすわって、

なにげなく顔あげると、ドアの上から看護婦さんの怖い顔が、じいっと中を覗きこんでいました。

僕は、「ギャーァ」と叫び、ウ○コも、ブリッブリッと、大量にでました。

すると、看護婦さんが、「くせーんだよ」と言って、消えました。

本当に怖かったです。

後日談もあるので好評だったら書こうと思います。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん   

Concrete
コメント怖い
20
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ

うんこまんwwwww

返信