短編1
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連日の金縛り

私がまだ小学生だった時の出来事。

祖父が危篤だと知らされ延命措置を施されてると両親から聞いてました。

しばらくして毎日、同じ夢を見て、同じ時間に金縛りになるようになりました。

いつもと変わらず遊びに行こうとする私。

でも、何かが違う。気がつくと私を追いかけてくる黒いモヤモヤした何かがいた。

すぐに体が反応した。

「殺される。」

とにかく必死に逃げました。

逃げても逃げても追いかけてくる。

とうとう自宅まで逃げてきた。

すぐ後ろには黒い何かがいた。

自宅の門に入り目の前には祖父がいました。

「おじいさん助けて!」

そう言って私はおじいさんに抱きつきました。

その時です。

黒い何かが祖父を襲った。

この瞬間、いつも目が覚めました。

大量の冷や汗と目からは涙が溢れ金縛りになってました。

この同じ夢を連日見て数日後、祖父は亡くなりました。

私に何か伝えたかったのか、それとも、ただの夢なのかわかりません。

祖父が亡くなってから10年以上たった今でも忘れられない夢。そして、あの夢の中の祖父の顔というか雰囲気が忘れられない。

そんな私は今、生き霊に憑かれてる。

妻と共に…。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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