短編2
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赤いクルマ

これは小生が学生時代に友人から「今まで聞いた中で一番コワイ怪談」として教えてもらったモノです。

あるところに女の子とがいた。その子はある日、夢を見た。その夢の内容はこんな感じだった。

「塾の帰りに、赤いクルマがゆっくりと後をつけてくる。怖くなった彼女は、帰り道にあった公衆電話で家に電話した。

『ママ、いま塾の帰りなんだけど、変なクルマが後をつけてくるの』

『気のせいよ。もう遅いんだから早く帰ってきなさい』

女の子は考えすぎだと自分に言い聞かせ、早足で家に向かった。クルマはやはりついてくる。

やっと家の玄関前までたどり着き『やっぱり気のせいだったんだ』と思った瞬間、クルマは突然スピードを上げ、女の子ははねられてしまった」

そこで夢から目が覚めた。

その日の朝、朝ご飯を食べながらお母さんに夢の話をした。お母さんは『なんだかイヤな夢ねぇ』と言っていた。

数日後、やはり塾の帰りに赤いクルマが後をつけてきた。女の子は怖くなって、公衆電話から家に電話しようとした。が、ふっと思った。

『ここで電話したら、夢とおんなじになっちゃうかも知れない』

そう思った彼女は、わざと遠回りをすることにした。しかし、赤いクルマも同じようについてくる。別な公衆電話を必死で探し、お母さんに電話をした。

『ママ、いま塾の帰りなんだけど、変なクルマが後をつけてくるの』

お母さんは先日の話を聞いていたので、すぐに女の子の言うことを信用した。

『今どこの公衆電話なの?ママがすぐ迎えに行くから、そこで待ってなさい』

お母さんと二人で家に帰る途中も、ずっと赤いクルマはつけてくる。

やっと家の玄関までたどり着き、門の中に入った。

すると、赤いクルマが突然スルスルと門の前まで来て、クルマの窓がキリキリキリ…と音を立てて開き、中から声が聞こえてきた。

『おい、夢と違うじゃないか』

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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