短編2
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祖父へ

私は、文章下手くそです。

ついでにこの話は怖くありません。

でもなんとなく話したくなったので、投稿させて頂きました。

私の母方の方の祖父は私が生まれてすぐに家出をしていて、

8年ほど前に入院したと連絡があるまで会った事はありませんでした。

それからは、年に2度ほど祖父に母と二人で会いに行っていました。

母は4人姉妹だったのですが、他の姉妹達は全然会いに行っておらず、

母だけが会いに行っていたので、会いに行くと祖父は いつも凄く嬉しそうでした。

祖父は去年の10月頃に肺炎が悪化し亡くなりました。

私は体調を崩し立てる状態ではなかったので、

お葬式には行けませんでした。

きっと、よく顔を出していた私がお葬式に来なかったのが悲しかったのでしょうか…、

祖父が亡くなり、ちょうど100日の今年の1月のある夜、

祖父は私の夢に現れました。

場面は、祖父が入院していた部屋。

ベットを起こし、そこにもれて座る祖父、

ベットの横の椅子に腰をかける私と母。

祖父は、ぼーっと窓の外を眺めていました。

「儂なぁ、もうすぐ行かなアカンねん」

祖父が呟きました。

そして、顔の向きを変え私の目をじぃっと見て、

「…でもなぁ、一人で行くん怖いねん」

「一人でよう行かん、誰か一緒に行ってくれへんかなぁ…」

そう言う祖父の目には涙が滲み本当に寂しそうで、

少しだけ怖かった。

「そんなん誰も一緒に行かれへんで」

母がすかさずそう答えると、

「…そうかぁ、あかんのかぁ」

「…寂しいなぁ、そうかぁ」

祖父は本当に残念そうな顔をしてうつむきました。

ごめんなさい、長くなりすぎたんで中途半端なとこできります。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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