短編2
  • 表示切替
  • 使い方

レストランにて

今から数年前、どうしようもなく気持ち悪い体験をした。

当時、付き合い始めたばかりの彼女と国道一号線沿いのいかにもまずそうなレストランに入った。

なんでこんなレストランに入ったかというと、渋滞を抜けてトイレ休憩も兼ねてだった。

席に案内されて座ると右隣にがりがりのロングコートを着た女。

目の下のクマが酷く、小刻みにカタカタ揺れていた。

震源は女の貧乏揺すり。

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

料理が運ばれて来るとピタッと止む。

見た目はまあ、普通のPizza。

女は思いのほか大きな口でPizzaを頬張る。

クチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャ

うわぁクチャラー(音を立てて食べる人)だあと思い嫌な気分になった。

クチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャ

たかがPizza一切れによく噛む。実によく噛む。噛む事はいい事だがいくらなんでも噛み過ぎる。

すると

ゴクンと飲みこんだ。

女をチラチラ見てが次の一切れになかなか手を掛けない…

「−−ゴパァ…」

クチャ…

クチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャクチャ

間違いない間違いない間違いない!

反芻している。牛女だ。

私達はあまりの嫌悪感に店を出た。

怖い話投稿:ホラーテラー 霧頭さん  

Concrete 59189e6fb4d79119a63e92183ffb92aeb8f46031afd97d5db060811ce15c35e6
閲覧数コメント怖い
15300
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ