短編2
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続・被験者03号

家に帰るまでに悪臭がするどぶ川があるんだが、その上の橋を渡っている時、奇妙な鳴き声を聞いた。

「う゛えええ…」

一旦足をとめて、周りを確認したが何もない。

気のせいかなと思い、けったを全力で立ち漕ぎをし、その場を後にした。

次の日、高校でこの不気味な一連の出来事を同級生のモサミとダム男に相談した。

モサミはけらけらと笑い、

「おまえ雑魚いな、なんで両方とも正体確認しないんだ?」

ダム男も嘲笑しながら

「おまえくずだな、今度一緒に行ってやんよ」

どうも釈然としなかったが親友の二人の言うことは一理あり納得した後、昼食に焼きそばパンと牛乳を買いに行かされた。

放課後、モサミに呼び出され代わりに数学の宿題を解かされた時、切り出された。

「いくらさ、ここが都市伝説の発祥の町だとしてもさ、そのいかにもな黒服とかありえなくね?」

確かにそうかもしれない。因数分解をしながら思った。

「でも、しっかりとこの眼で目撃したんです」

「…んな事より、手がとまってんぞ!」

モサミの逆鱗にふれた。

「…あのそういえばダム男は?」

モサミは窓に寄りかかりながら口を開いた。

「あそこにいんべ?」

顎でしゃくった方向を眺めるとダム男が自転車置場の俺の自転車をどピンクに塗り替えていた。

宿題も終わり、モサミと俺は校門でダム男と変わり果てたどピンクのけったと再会。

ダム男はにゆにゆ笑い

「どーだ?いけてんべ?それよりさ、今夜その怪しいスポット探索すんべ」

いやとも言えず付き合う羽目になった。

つづく

怖い話投稿:ホラーテラー なめこさん  

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