短編1
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合ってはいけない辻褄

「赤ちゃん」読んでくれた方々、ありがとう。

今度は幽霊の話。

私は友達と駅で待ち合わせしていた。

先に私が駅に着き、ふと見ると遠くから友達がこちらに向かってるのが分かる。

そのしばらく前を髪の長い女の人が歩いている。

なんだかその女の人に違和感を覚えた。

「あ、顔怪我してる…。だからか。」

右目の周りには青痣、頬に引っ掻き傷が三本ほど。

「可哀相に、喧嘩でもしたか?」内心そんな事を思っていた。

女の人は私の横を通り過ぎ、駅に入り向こう側のホームへと階段を上って行った。

そんな様子を見てるうちに友達が私の元へ到着。

友達が言った。

「あの人変な人だったね。」

「喧嘩でもしたのかな?」

と私。

「そうそう!顔の傷痛々しいよねー…」

そう言った友達の言葉に私はおかしいと思った。

女の人は一度も振り返ってないのだ。

友達には顔が分からないはず。

友達に訪ねてみた。

「女の人の顔いつ見たの?」

友達「いつも何も、ずっと後ろ向きで歩いてたじゃん。だから変な人って言ったんだよ。」

私「え?振り返りもしてないし前向いたままだったよ。」

そこで私と友達の会話は途切れた。

更に友達も気付いていただろうが言わなかった。

まだ電車も来てないのに、ホームに渡ったはずの女の人の姿が忽然と消えていた事を。

怖い話投稿:ホラーテラー メガネさん  

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