短編2
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山猫池

信じるも否やもあなた次第ですがこの話は実話です。

私が10歳のときなので、確か小学5年生くらいの夏だったと思います。

祖母の住んでいる田舎に家族で遊びに行っている途中、山道を登ってくと池がありました。お昼はここで食べようということになり、まだ冒険心のあった私と弟は池の周りを探索することにしました。

池の周りの中央に小島みたいなものがあり、どうしても私は小島に行きたくなりました。あちらに渡れるように石でできた橋みたいなものがあったのですが、途中で終わっていたのでなんとかジャンプして小島に渡りました。

弟にもこっちに来るように言ったら「気持ち悪いから行きたくない」と言い、走り去ってしまったのです。

まぁいっか〜と軽い気持ちで歩いていると小さな祠?みたいなものが何個もあり、君が悪くなって帰ろうとした瞬間に私は固まりました。

目の前には猫のような目をした小さな女の子が立っているのです。

服は着ていません。爪は長くてまるで猫と人間が一体化したような姿でした。

その子がにやにやしながらこちらに近づいてきた瞬間に私は気を失いました。

目が覚めると祖母の家でした。

起きた瞬間に猛烈な吐き気に襲われ、そのことを祖母に伝えると日本酒を思いっきり頭からかけられました。

唖然とする私に祖母は話し始めました。

隣からは人間とも言えぬ卑劣な叫び声が聞こえます。

すみません、続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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