心霊関係ではないのであまり怖くないと思いますが、自分なりに怖かったので載せてみます。
中学3年の頃、長崎に修学旅行に行きました。
昼間は有名な所をまわり、夜になったら原爆とか戦争のDVDを見ることになっていたのですがつまらないので、自分と友達A、Bと一緒に抜け出して夜の街を巡りました。
修学旅行なので私服もお小遣もあったので、市電に乗っていろいろと行った後、自分とAでアミュにでも行くかってなって、アミュプラザに行こうとしました。
ですがその時Bが
「そろそろ遅いし、ホテル戻ろうべ。」
っと言ったので自分とAは驚きました。
(Bには霊感はないらしいのですが、直感だけは頼りになる奴でした。しかも夜抜け出そうと言った張本人はBです。)
自分「なんかヤバい?」
A「先生達ケーサツいったかな?」
B「いや、わからん。」
自分&A「…なら帰るか。」
なんか本気でヤバそうだったので、ホテルに帰ることにしました。
帰った後は、校長から直々にお叱りを受け(うちの学校の修学旅行には校長がついて来る。)先生達の愚痴をこぼしながら自分達の部屋に戻りました。
すると、部屋の中が騒がしい。
3人で何だろう?という感じで部屋に入りました。
するとそこには…
アナウンサー「つい先程、長崎市◯◯市長がアミュプラザ近くの市電◯◯線で銃撃を受けたとの情報が入ってきました。目撃した人の話によりますと、突然男が◯◯市長に向かって銃を向け、発砲したようです。救急隊の話では◯◯市長と市長をかばった側近の◯◯さん共に重傷です。繰り返します…」
3人ともビビりました。
なぜならニュースでやってた場所は自分達が乗ろうとしていた市電がそこに行くからです。
Bにはそれがわかっていたのか?と聞いてみたら
B「わからん。でも行ったらいけんと思った。なんでか自分でもわからんかった。直感よりも虫の知らせかもな。」
と言っていました。
もしあの場にいたらと思うとゾッとします。
巻き込まれていたら…
後日、ニュースで市長が亡くなった事を報道してました。さらに捕まった犯人は某暴力団組員だったそうです。
Bとは今でも友達です。
あの時の話をすると
B「助けることができたのかもしれない。もしかしたらオレの事じゃなく、市長を助けたかったのかもな。」
と言います。
確かにそれがわかっていたら、助けられたかもしれません。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話