短編2
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見ィつけたァァァー!

※つまらないので、暇な人だけ読んでちょ。

俺の友人のA達は、五人である廃病院に肝試しに来ていた。

メンバーは、A(♂)、D(♂)、H(♂)、S(♀)、K(♀) だった。

驚かし要員として無神経なHを病院内に忍び込ませ、A達は出発した。

しかし、思った通り何も無く、Hの待機している二階もへ上がった。

驚かし方は、フロアの一番隅の部屋に隠れているHが、その部屋を素通りしたA達を走って追いかける、と言う作戦。

Hは陸上部に所属しており、短距離専門の選手だった。

もちろんSとKは何も知らない。

そして予定通り通り越し、そろそろ来るかな〜?

と、思った矢先。

「見ィつけたァァァー!」

この声の主が髪の長い女でも怖いだろうが、A達はこっちのが余程怖かったらしい。

もちろん声の主はH。

ただ予想以上の速さで迫ってくる。

「大は小を兼ねるのか速さは力〜…★◇■●※」

走る時は何か叫びながらとは言ったが、早口すぎてうまく聞き取れない。

そしてHはあろう事かグループをスルーし、廊下を突っ切り、下り階段の所でカーブしきれずに壁に衝突。

後頭部から床にダイブした。

彼は100mはあるだろう長い廊下を非公式ではあるが、恐らく10秒台で走ったに違いない。

それからはもう皆半泣き状態でHを抱え込んで病院から出て、速攻で各自宅へと帰ったと言う。

そしてHに翌日聞くと、

「お前らの後ろを誰かが物凄い勢いで駆け抜けて行ってな、これは世界最速の俺に喧嘩を売ってるなと思って全速力で追い抜いてやったぜ(笑)。ちなみに走ってた時に言ってたのは

『大は小を兼ねるのか速さは力に勝てないのか、いやいやそんな事は無い速さを一点に集中させて突破すればどんなに分厚い塊でも砕け散るゥ〜!!』

だぜ、これを息継ぎ無しで8秒で言うんだから、スト○イト=クー○ーはスゲェよなぁ〜。」

だったらしい。

これを聞いて俺が思ったのは、

「Hはきっとアニオタだったんだ…」と言うことと、

何よりも、誰もいない廃病院に1人で入れる度胸に驚いたと言うこと。

糸冬

怖い話投稿:ホラーテラー ウマシカさん  

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