短編2
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眠るのが怖い

一週間前俺は

山の奥にある廃屋に

友人達3人と

肝試しに行った。

まあその廃屋は、

典型的な幽霊屋敷で

昔一家暗殺事件があった。

とか

夜になれば笑い声が聞こえる。

とか

いろいろな噂がある。

親達に聞いても

本当に何もないから行くな。

と言うだけ、

俺にはそれがただ何かを

隠すために言っている様にしか

見えなかった。

俺は中の様子を

見てみたくなり

友人を誘い見に行く事にした。

家を出たのは深夜12時

くらいだった。

友人達とは、山の下で

待ち合わせをしていた。

あらかじめ場所は

確認済みだ。

というか長い石段を

まっすぐ行って

右に曲がれば到着だ。

30分くらいで

廃屋の前には着いた。

着いてすぐに分かった

ここはやばいと、

あんなに長い石段を

登ったと言うのに

体が冷たい。

鳥肌が立ちっぱなしだ

友人達も体が固まっている。

1分ほど沈黙が続いた後このままでは、

ここまで来た

意味がないと思い。

誘った俺が先頭に立ち

歩き始めた。

中はとにかく汚かった

二層式洗濯機や、

昭和51年の新聞などが

落ちている事から

35年程前までは人が

住んでいたんだろう。

ふと端が割れた

ガラスに目をやると

見てしまった。

俺の真後ろに男がいる!!

俺は逃げ出した。

友人達もパニックに

なり俺に付いてくる。

玄関までもう少し

という所で

友人のYがつまづく、

足下を見てみると手だった!

次は女だ。

Yが手を引き剥がし

前に進もうとすると

中学生くらいの

男の子が玄関の前にいる!

ここまできたら関係ないと思い

俺は男の子に腕を掴まれながら走った。

友人達も

着いてきているのが分かった。

登るのには30分も

掛かった道も

降りるのには5分ほど

だったと思う。

無事4人家に着き

俺は今日の事を忘れる為と

疲れもあり

すぐに眠りについた。

夢を見たあの家の夢だ

その日見た家族(?)

があの家の中から出てくる。

ゆっくりと

幽霊と言うには格好は普通だ

少し時代が遅れている

と思うくらいだ、

足もしっかりある。

最初の頃は嫌な夢を見たな、

みたいな気分になった

だけだ、

しかし5日目で分かったこいつら俺の家に来てる!!

あの家から俺の家までが

4人の中で一番遠い

しかしあいつら

友人3人の家を通り越し俺の家に

向かってきている。

昨日でちょうど半分くらいだ

来週の今日

俺はどうなっているんだろう?

まだ親には話していない。

話した方がいいかな?

お祓いとかもした方がいいかな?

誰かいい方法教えてください。

このままでは俺死ぬと思う。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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