短編2
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進まない時計と女の子

初めまして、ナナです。

この話は私が高校の時に体験した話です。

あの日の夜は七月下旬、真夏なのに何故か涼しかったのを覚えています。

その日私は仲良し女子グループ四人で、友達の家に三日間泊まり込み、夏休みの課題の絵画をしていました。

女子グループとなるとね、やっぱり課題よりも恋愛の話しや、流行りの曲などで盛り上がってしまうの、まったく作業は進まないけど、お菓子と雑談をつまみにコーラが進む充実したいい一日でした。

夜遅くなり、六畳の部屋で皆で寝ることにした。

そして私だけが夜中に目が覚めてしまって、(寝相の悪いコからの蹴る殴るの暴行に合い。)時計を見ると2時丁度でした。

なんか違和感感じて時計をよく見るとね…。

不思議な事に長針、短針、秒針がキレイに2時なの、ピッタリ2時。

で、そこから針が動かない。

「壊れちゃった?」って思ってケータイ見ても2時丁度。しばらくボケ~ってしてても2時丁度。

まるで時間が止まったみたいでなんだか怖くなったけど、近くに皆がいるという安心感があり、いつの間にか寝てしまった。

朝になり昨日の出来事を皆に話すと「マジで?ハンパないじゃん、超ウケる」と流されて悔しかった。時計が復活していたのも悔しかった…。

そしてお泊まり二日目の夜、また夜中に目が覚めるとまた丁度2時。

動かない。

ボケ~ってしてても2時から進まない。

いい加減怖くなり、友達にも証拠見せてやろうと起こそうとした。

だけど全然起きない。

てか揺さ振っても動かない。「起きてー怖いよー!」反応なし。初号機完全に沈黙…起きてし。

本気で怖くなりせめてテレビを付けようとした瞬間。テレビの暗い画面いっぱいに顔が映った。映るというより出て来た感じ。

その顔は真っすぐ私を見て震える声で「今何時?今…何時?」と聞いてきた。

意識が飛びそうだった。

あまりにも細い声で、何度も聞いてくるその顔は、とても言い表せない悲しそうで、恨めしそうな顔。

私はもう大泣きしながら、「2時!2時!もうヤダいなくなってよ!」

すると画面の顔は消えて、私は怖さと安心感でかなり泣いていた。

しかし時計はまだ2時丁度。

もうわけ分からなくなって時計の針を泣きながら自分で動かした。

その直後すぐ真後ろからか細い声で、「今何時?」と聞こえた。

続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー ナナですさん  

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