ジャイアントスネーク

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生息地:ブラジル・アマゾン流域、ペルー北東部のジャングル
大きさ:体長10~40メートル
特徴:通常のアナコンダ最大9メートルを超える大きさ。木々をなぎ倒して進む馬力をもつ。人間を丸呑みできる
推測される正体:アナコンダの巨大種

巨大ヘビというと「アナコンダ」がすぐに思い浮かぶだろう。だが、アナコンダは巨大化したものでも11メートルが最大といわれる。ここで「ジャイアント」と名付けるヘビは、体長40メートル級の怪物だ。この怪物は、1997年ペルー北東部のジャングルに囲まれた村、ヌエボ・タクナ村に出現した。胴回りだけでも5メートルあったというジャイアントスネークは木々をなぎ倒しながら進み、通ったあとはにはトラックが走行できるくらいの道ができたというのだ。
黄金郷を求めてアマゾンで行方不明になった有名探検家フォーセット大佐も「体長18メートルのアナコンダと遭遇」と手記に記している。
また、1990年にブラジルのマット・グロッソ州のジャングルの支流で、体長10メートルのアナコンダに漁に出ていた農夫が丸呑みされた事件が起こっている。農夫は仲間の目の前でアナコンダにぐるぐると巻かれ、水中に落とされ、そのまま丸飲みされた。パニック映画さながらの修羅場となった。仲間達がなんとかアナコンダを射殺し腹を裂いたときには、食べられた農夫は胃にすっぽりと納まっていたという。
なんとか救出されたもののその巨大さがわかるエピソードである。2006年にはマレーシアで羊を丸呑みしたニシキヘビなども捕獲され、それを遥かに上回る大きさの「ジャイアントスネーク」は恐怖の的だ。
ジャイアントスネークは、アナコンダが巨大化したものと言われているが、ではアナコンダはどこまで巨大化できるのか?水棲であれば陸地より重力の影響が少ないために巨大化の可能性があり、40メートル級も妄想とはいえないかもしれない。実際、世界最長といわれるアミメニシキヘビは最大で10メートルとされていたが、2009年に中国で見つかった約17メートルの巨大ヘビはアミメニシキヘビであり、記録は大幅更新された。とすればさらなる巨大化は想定内である。