シャドー・ピープル

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シャドーピープル(英:Shadow people)

また、Shadow men や Shadow beings などと表現されることがある。
主に海外で目撃例が多い謎の存在で、人の形をした影が浮かび上がっているような見た目からこう呼ばれるようになった。影がはっきりとした人間の形をとっている場合のみではなく、ぼやっとした影の固まりのような存在を指す場合もある。

目撃情報

目撃情報の多くは、シャドー・ピープルが「視界の隅に見える」というもので、その存在に気づき目線を移すと影のようなものはすでに消えてしまっている、という。
だがはっきりとその「影」と向き合ったという報告もあり目撃者によってその様子は異なる。

外見

その名前が表す通り、基本的にシャドー・ピープルは影である。
人型の輪郭を持っているものもあれば、スモークのようにな曖昧なシャドー・ピープルも存在します。
また中にはフード(古代の僧侶がかぶるようなもの)や帽子をかぶっていたという目撃例もあり、影だけではなく赤く光る眼を目撃したという報告も寄せられている。

種類

過去10年にわたってシャドー・ピープル現象を研究してきたアメリカ・ミズーリ州のジェイソン・オファット(Jason Offutt)氏によると、シャドー・ピープルはいくつかの種類に分類することができるという。

・良性影(Benign Shadows)

シャドー・ピープルはただ自分の人生を生きており、こちら(人間)を認識することもない。お互い無干渉で、目撃者も恐怖を感じない。

・負の影(Negative Shadows)

闇に潜んでいるだけという可能性もあるが、見る側(目撃者)に恐怖や不安を与える。

・レッドアイドシャドウズ(Red-Eyed Shadows)
燃えるような赤い目で目撃者を凝視しているという。多くの場合、目撃者となった人々は恐怖感からシャドー・ピープルを感じるのだという。

・フード付きシャドウズ(Hooded Shadows)
古代の修道士の服を着たシャドー・ピープル。遭遇した人々は、黒いフードの奥で怒りの感情を感じるという

・帽子の男(The Hat Man)

シャドー・ピープルの中でも最も興味深い存在。折り目を付けられた冠のあるフェルトから作られた帽子をかぶり、時には昔のビジネススーツを着用して登場するという。まるでマフィア映画に出て来そうなスタイルのシャドー・ピープルである。

正体

シャドー・ピープルの正体は、「錯覚・幻覚である」というのが主な認識であった。
目撃報告の大半が複数ではなく個人によっての目撃であり、視界の片隅に集中したり、視線を移動すると瞬時に消え去ってしまう点から、幻覚のたぐいであると考えられた。
しかし近代では写真や動画によってもシャドー・ピープルの姿が捉えられており、幻覚という説明だけでは解決できなくなってきている。

シャドー・ピープルの正体は異次元人である、という説も根強く、我々の住む世界に近い次元の住人がなんらかの事情により三次元の世界に姿を現した(目撃されてしまった)という説である。

これに近いものでパラレル・ワールド (平行世界) の住人の影、次元間旅行者というような説まであり、未来からの時間旅行者であるというような説もあるが、すでにSFの域である。
幽霊説、悪魔説も根強く、その正体は依然として謎に包まれたままである。