マツドドン

"マツドドン(英:Matsudodon)

マツドドンとは1972年、千葉県松戸市を流れる江戸川の古ヶ崎水門付近で目撃された未確認生物のことである。
マツドドンというネーミングは「松戸に現れ、トドに似ている」という理由から松戸市役所の名物部署・すぐやる課の職員が命名した。

このマツドドン、未確認生物とはいいながらも、場所柄も手伝ってか目撃者も多い。
その姿はアザラシのようで体の長さは2mほど。頭は丸くヒゲと二本の牙を持ち、鳴き声は猫に似ており、全身はぬめっとしていたという。
なかには「顔が赤ら顔だった」という証言もあり、その正体は現在もわかっていない。
しかし目撃者の情報を総合すると、江戸川をさかのぼってきたアザラシなどの水生動物を誤認したというのが有力とも言われている。
ただしアザラシなどの生物だった場合、一時期話題になった多摩川の「タマちゃん」などのように目撃情報も「アザラシがいた」というものになるはずであるが、当時はアザラシが川をさかのぼるといった事がまだあまり知られていない時代ではあった。

最近ではナチュラリストによって唱えられた“マツドドンの正体はマスクラット(Ondatra zibethicus)だったのではないか”という説もでてきている。
だがマスクラットは体長30cmほど、尻尾の長さは21~23cmほどしかなく、頭の先から尻尾の先まで合わせてもマツドドン目撃情報の2mには及ばない。
また体中を黒褐色の短い体毛でおおわれているという部分からしても、マツドドンの「体がぬめっとしている」「赤ら顔」という特徴とは別の物ではないかと思われる。
またヌートリア誤認説というものもあるが、こちらもまた特徴がマスクラットに似ているという点から誤認説は当てはまらないのではないかと思われる。

しかしマツドドンが目撃された当時に撮影された写真や映像はなく、マツドドンの詳細は目撃者の記憶に頼るしかないというのが現状であった。
そのため""本当の”マツドドンがどのような特徴を持っていたのかなどはわかっていない。
マツドドンが目撃された2年後、1974年5月29日の毎日新聞の記事には「羽田空港のわきで推定7~8才のアザラシが現れた」という話がニュースになっている。
その記事では「1972年に騒がれたマツドドンの正体か?」とも書かれており、また2ヶ月後には愛知県で「イノシシのような怪物が泳いでいる」というニュースも報じられたが、翌7月3日にその怪物の正体がアザラシだったことが確認されている。
つまり当時から多くのアザラシが何らかの理由で川をさかのぼっていたということがわかる。

1972年の目撃情報いらい、マツドドンはその姿を潜め目撃情報も途絶えてしまっていたが、2010年には作家・脚本家の中沢健氏によって「マツドドンではないか」と思われる未確認生物が千葉県の松戸市内にて撮影されている。
撮影されたマツドドンらしきものは、川辺の草木の間から、生物の黒っぽい背中らしき物体が浮かんでいるというものだった。
全身の写真は情報はなく、この2010年の目撃以降マツドドンらしき未確認生物の報告例もない。中沢氏自身も、2010年に撮影したマツドドンには若干懐疑的(見間違い説)だといい、写真にとられた物体の正体がなんだったのかも含めて、いまだに正体は不明のままである。"

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