エンフィールド・モンスター

エンフィールド・モンスター

"エンフィールド・モンスターは、1973年にアメリカのイリノイ州南部にあるエンフィールドの町で目撃された奇怪な姿の怪物だ。
エンフィールドで起った出来事は全米を巻き込んだ騒ぎに発展し、特異な未確認生物事件として今も議論の的となっている。
1973年4月25日の夜、エンフィールドの住民ヘンリー・マクダニエルは家のドアを引っかくような物音を聞いた。銃と懐中電灯を手に裏庭を見ると花壇の間にクマのような怪物がいた。それは身長が150cmほどで足が三本、胴体は短く、小さな腕が二本あった。目は明かりに照らされてピンクに輝き、身体は灰色がかっていた。
マクダニエルは銃を4発撃ち、そのうち1発が命中した。怪物は山猫のような声を上げると、鉄道が走る土手の方へと逃げていった。
マクダニエルからの連絡で駆けつけた警官は、家の近くで怪物の足跡を見つけた。三本指のうち二本は長さが10cmあり三本目は少し短かった。捜査官はマクダニエルの隣に住む少年から新たな目撃情報を得た。彼の証言によるとマクダニエルが銃を発砲する30分前に怪物が突然現れて襲いかかってきた。怪物が彼の足を踏みつけたのでテニスシューズが裂けてしまい、あわてて家に逃げ帰ったという。
5月6日、マクダニエルは夜中に隣家の犬が騒ぐので目を覚ましたら、再び怪物が家の前に立っていた。この時は銃を撃たず、怪物はまた線路の方にすばやく去っていった。
マクダニエルの話は町中に知れ渡り、やがて各地から野次馬や記者、研究者が押しかけてきた。まもなく、怪物の写真を撮るために町にやってきていたモンスター・ハンターと称する5人の若者が、公共の安全を脅かしたとして逮捕された。彼らは茂みに毛むくじゃらの生き物が動き回るのを見て発砲したのだった。
取材で町を訪れたインディアナ州のラジオ局ディレクター、リック・レインボウは3人のスタッフとともにマクダニエル家の近くにある廃屋のそばで怪物を目撃、泣き声を録音することに成功した。彼らは怪物が猿に似ており、身長150cmほど、身体は灰色がかっており猫背だったと証言した。さらに、調査で訪れていた未確認生物研究家のローレン・コールマンもマクダニエルの家の近くで声を聞いている。
しかし、その後の目撃はぷっつりと途絶えた。
怪物の正体は野生の猿や動物園から逃げ出したカンガルーだと考えられた。カンガルー説は三本足だったという証言からシッポを見間違えたとされたが、マクダニエルはこれを否定した。カンガルーにはテニスシューズを引き裂くようなカギ爪はない。また、野生の猿もイリノイ州を含むミシシッピ河流域の広い地域で存在が確認されていない。
1978年、社会心理学者のデイビッド・ミラーは事件を分析し、幻覚による集団ヒステリーだとする研究結果を発表した。
事件の最中に調査を行ったローレン・コールマンはのちに当時を振り返って、エンフィールド・モンスターはデビル・モンキーやスワンプ・エイプ、世界各地で目撃されるファントム・カンガルーといった未確認生物と状況が似ていると述べている。
他の研究家はエンフィールドに近い村で1941年から42年にかけてと、2009年にフロリダで同様の目撃報告があることから、30年周期で怪物が現れている可能性を指摘している。"

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