UMA講義第1回 「オラン・ペンデク」

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初めまして、進化生物学者のYOUMAです。これからUMA(未確認動物)について講義を行いたいと思います。
第1回は実在の可能性が極めて高いといわれているUMA、オラン・ペンデクについて紹介しましょう。

インドネシアの西スマトラ島に棲息する獣人オラン・ペンデクは身長約0.8〜1.5mで全身が茶色い体毛に覆われており、黒い頭髪は背中まで伸びています。

1917年には博物学者のエドワルド・ヤコブソンがキャンプ中に遭遇しており、このことはオランダの科学雑誌に掲載されたんですね。2001年にイギリスの動物学者チームが体毛と共に発見したオラン・ペンデクの足跡は旧人類ネアンデルタール人の足跡によく似ているんです。

彼等の好物は木の実やパフール草です。また、ニューヨーク大学の人類学者トッド・ディソルがオラン・ペンデクの体毛に含まれるDNAを研究した結果、それは人類のDNAと同じだと発表しました。

近年、森でオラン・ペンデクの集団の映像が撮影され、腹直筋と足には体毛が無いことが分かりました。この時、至近距離で撮影された個体の身長は40cm程度であることから、彼は子供の個体だと思われます。

その正体は、フローレス島で発見された小型の化石人類ホモフロシエンシスの可能性が高いのです。

それではまた。。