ミステリアス・タートル

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ミステリアス・タートルとは、世界各地で見られる巨大なカメの未確認生物(UMA)である。

現在、背各地に生息していると思われるUMAの中で最も存在する可能性が高いと言われているのが巨大カメなのだ。

巨大なカメのUMAとして有名なのが、アフリカで目撃されたという「ンデンデキ」
これはアフリカ大陸で目撃されたという巨大な陸ガメだ。

また、オサガメと言われる海カメは体長1,5メートルにもなるが、それよりも巨大な全長4メートルにもなるという伝説の巨大カメ『アーケロン』が、今でもオーストリア周辺の海域で生きているとされている。

アーケロンは中生代白亜紀後期に生息していたカメで、その甲は肋骨が骨質の板ではなく革状の皮膚や角質の板で覆われていたため、かなりの軽量化が計られていた。
しかし、現代のカメのように手足や首を完全に甲の中に隠す事ができず、大型の捕食者に襲われやすかったともいわれている。

近年の研究では、このアーケロンが今なお生き残っている可能性があるとされており、現在も調査が続いているのだが、この他に伝説と思われていた巨大カメが発見されるという事件がベトナムで発生している。

そのカメの名は『ホアン・キエム・タートル』

このカメ伝説が残っているのはベトナムはハノイの湖。その名は「ホアンキエム湖」
いまから500年も昔の15世紀、中国の統治下からベトナム大越国が独立しようとしたときの亀伝説が由来となってその名前が残っている。

このベトナム大越国の初代皇帝レ・ロイが、この湖にいた金の亀から「中国からの独立を果たし、独立戦争に勝利をもたらす魔法の剣」を授けられた。
この剣を用いて戦いに勝利したレ・ロイはこの湖の亀にその剣を返したと言われている。

その後、熾烈なベトナム戦争などを経たのち、ようやく復興を果たしたベトナムの首都ハノイ近郊にあるこの湖では、まことしやかな噂が流れはじめる。

それは、見たこともない巨大カメがこの湖の周辺に現れるというものだ。
このUMAの噂は、単にレ・ロイの伝説が変化して伝わったものであるとも、もともとこの湖に住む大型亀やスッポンを見間違えたのではと言われ続けていました。

ところが2011年、なんとこの湖で、本当にその巨大亀が捕獲されたのである。
その体重は約200キロ。全長およそ2,5メートルという超巨大カメ。大型といわれる海ガメや陸ガメなど遥かに超える驚くべきサイズであった。

この亀の年齢は100歳をゆうに超えいると言われ、その実年齢は不明。この亀は調査の結果「ホアン・キエム・タートル」と名付けられた。
調査の結果、このホアン・キエム・タートルという種類の亀は他にも三匹だけが確認されている。

この世界に4匹しかいない亀のうち一匹が体調を崩したことで、治療のための捕獲作業が実施されたこともある。

その時は、その巨大カメを一目見ようと集まった数千人の群衆と、それを守るために派遣された特殊部隊の兵士獣数人に警官隊というものものしい状態のなか、ようやく弱った巨大亀の捕獲に成功した。

捕獲したカメを検査すると、体中に釣り針による傷、小型のアカミミガメから受けたと思われる傷や、環境汚染の影響などが見られたという。
現在、捕獲された巨大カメは順調に回復しているとのことである。