ヨーウィ

●ヨーウィの生態

 ヨーウィとはオーストラリア全土で目撃されている大型の獣人である。推定体長は1.5m〜3m、手が長く首は短い。全身が茶褐色の毛で覆われており、前屈みで歩くという。家畜や人間に危害を加えることもあり、ある程度の知性がある。

●ヨーウィの目撃談、調査、正体

 ヨーウィの最初の目撃情報は1795年までさかのぼる。最初に目撃したのはヨーロッパからの移民たちだったが、それ以来実に3000件以上の目撃談がある。1970年には未知動物の研究家がブルーマウンテンにあるソリタリー山の中でヨーウィと思われる奇妙な生物と遭遇した。その生物は1.5mと小柄で、甲高い鳴き声を上げながら姿を消したという。1976年には、リズモンド地区の民家で立て続けにヨーウィが目撃された。

 1980年には、ヨーウィの実在を示すような証拠が残された。ある8月の夜、ニューサウスウェールズ州のコッフスハーバー付近を通りかかったクラリス・ブリューワーは、森の中を歩くヨーウィを発見した。そしてなんとその姿を写真に収めたのだ。ヨーウィの目撃談は夜間が多く、それ故はっきりとした姿が分からなかったり、写真によって撮影されたこともなかったが、このとき撮られた写真がヨーウィの存在を示す唯一の証拠となった。

 ヨーウィはビッグフットやイエティに似たUMAだが、日本での知名度はそれほど高くない。しかしオーストラリアでは多くの目撃情報があるため、非常に有名である。多くの目撃談から、その姿や生態はある程度分かっている。体長は最大3mにもなりかなり大きく、頭部が両肩にめりこんだような特徴的な体格をしている。完全な二足歩行で、オスはメスよりも毛深く、メスは乳房を持っているという。

 ヨーウィの目撃が多発しているのは、オーストラリアでも特に東部のニューサウスウェールズ州沿岸からクイーズランド州ゴールドコーストにかけての一帯の地域だ。中でもシドニー西方のブルーマウンテンで多く目撃されている。ヨーウィの存在が知れ渡ったのは、1795年のヨーロッパ人の入植からだが、先住民族であるアボリジニの間ではそれ以前から獣人の伝説があった。その伝説では、体長4mほどの巨人は「ゴーラガー」と呼ばれ、アボリジニは補食されていたという。実際に現地では人間が使うには大きすぎる斧なども見つかっており、巨人族が存在したのではないかと言われている。

 その正体については諸説がある。メジャーなものでは「カンガルー説」「ギガントピテクス説」がある。まず「カンガルー説」だが、オーストラリアは全土にカンガルーが生息しており、カンガルーの大きさは大きいもので160cm、85kgになる。森の中で、しかも夜間ならば見間違うこともあるかもしれないが、3mという大きさには遠く及ばないし、撮影された写真もカンガルーには見えない。

 また「ギガントピテクス説」だが、ギガントピテクスとは絶滅した巨大な霊長類のことである。ギガントピテクスは30万年ほど前に絶滅したと言われ、身長は3m、体重は最大500kg以上にも達したと言われるゴリラに似た大型類人猿だ。しかし生息地域としては主にアジアであり、オーストラリアに渡った記録はない。だがギガントピテクス自体謎の多い生物であり、もしかしたら本当にギガントピテクスの末裔がヨーウィなのかもしれない。

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