ミニョコン

●ミニョコンの生態

 ミニョコンとはブラジルの高地に生息すると言われる巨大ミミズのようなUMAである。他にミニュコン、ミニョーサオなどの名前で呼ばれる。直径3m、長さ45mにもなるといわれている伝説上の生物である。

●ミニョコンの目撃談、正体

 UMAとしては最大級のものであり、その存在を疑問視する声が多い。この巨大ミミズの姿をはっきりと目撃したという人はいないが、長さ1km、幅3mにわたって一晩で土が掘り返されていた、掘り返された土が家の屋根に大量に降り注いだ、草木をなぎ倒す音が聞こえた、という情報からその存在が主張される。このような状況証拠から、ブラジルの原住民たちはミニョコンの存在を信じている。

 またミニョコンは地中だけでなく水中でも活動できるようだ。ミニョコンが泳ぐと川の流れが変わってしまうという情報もある。しかし、実際にミミズとはそこまで巨大化する生物なのだろうか。ミミズは環形動物と呼ばれる生物の種で、骨格を持たない。手足、頭、触覚などの器官を持たない、地中での生活に特化した単純な生物である。ミミズは移動に際して体を伸縮させるため、正確な全長を計測することは難しいが、小さなものでは1mm以下のものから、大きなものは数十cmになる。国内で最大のものは60cm以上になり、世界最大種は3.5mになるという。これまでに発見された最大のものであるミクロカエトゥス・ラピというミミズは、体を伸ばした状態で6.6mにもなったという。しかしこれほどの長さのものでも直径は2cmほどと細く、ミニョコンのサイズには遠く及ばない。

 またミミズは骨格がなく皮膚も柔らかいため、一定以上の大きさになると自分の重さで潰れてしまい、円柱上の形態は維持できない。そのためミニョコンは昆虫のように固い鎧に覆われた表皮をしているという。さらにミニョコンは肉食であるというだから、それはもはやミミズではなく別の生物である可能性がある。

 存在自体に疑惑があるミニョコンだが、その正体をあえて考えるとヘビなどの類似の生物ではないか、と考えられる。ヘビの最大種はオオアナコンダとアミニシキヘビだが、これらは7〜8mにもなり、10mを超えるものも発見されている。最近も巨大ヘビが捕獲されており、マレーシアで見つかった個体は16.5mにもなったという。体重は300kgにもなっていた。また古代には体長15m、体重1トンを超えるヘビ「ティタノボア」も存在していた。直径は1mにもなったそうだ。

 UMAの体の大きさはかなり誇張されていることが多い。そのためミニョコンの45m、直径3mにもなるというのも大きすぎるものとして考えると、巨大ヘビくらいのサイズだったのかもしれない。現代でもブラジルのジャングルには未知の巨大ヘビがそないするかもしれない。堅い表皮や肉食性、水中も移動するという特徴もあてはまる。

 地中を移動するという特徴やミミズの外見を中心に考えるとミミズトカゲという生物が浮かび上がる。これはトカゲでありながら四肢が完全に退化し、ミミズのような細かい体節をもち、地中での生活に特化した体になっている。大きさは1m未満と小さいが、このミミズトカゲが巨大化したものがいるとしたら、ミニョコンと見間違われることもあるかもしれない。

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