とある国に訪れた男性は、バーに立ち寄ることにした。

そこで魅力的な女性を発見し、お酒をおごり話しかけた。

話しているうちに2人は親密な関係となり、女性のほうから「もう遅いので、場所を変えませんか?」と男性にささやいた。

そのまま2人は一夜を過ごすことになる。

朝起きてみると女性はいなくなっていた。
財布や時計などが盗まれているのではないかと慌てたが、一切モノは取られていない。そのまま洗面台に向かうと鏡に

「Welcome to the worlf of AIDS」(エイズの世界にようこそ)

と大きく口紅で書かれていたのである。

この話はエイズウイルス感染者が他人を巻き込もうと行きずりの関係をもとうとする話や、海外旅行で行きずりの異性と一夜を共にして性病を感染するという話は実際に多く存在するため、それを元に作られた話である。

エイズ・メアリーより前に、自分がチフス(細菌感染症)に感染していることを知っていながらも、多くの人にチフスを移した女性の名前チフス・メアリーにちなんで名付けられたとの話もあるが、未だ定かにはなっていない。