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夜の空を見上げると、当たり前の様に煌々と輝く月が見えます。
地球の衛星として、地球の周りを周回し続ける月。実は、常に同じ面しか向けていないということをご存知でしょうか。

同じ面しか向けていないということなので、当然地球からは月の裏側は見えることはありません。
月の裏側はいったいどうなっているのでしょう?

満月の光を浴びると狼男に変身してしまう伝説があったり、ウサギが餅をついていたり、月には色々な伝承があります。
また、「lunatic(狂人・狂気じみた)」という単語の語源は、月から出る霊気に当たると気が狂うとされたことから来ています。

実は、そんな不思議な月の裏側を見た人がこの世にいたのです。

アポロ8号のフランク・ボーマン船長は、人類で初めて月の裏側を肉眼で見ました。そしてその時に「サンタクロースを見た」とヒューストンに報告しました。
この状況は、1989年11月20日、テレビ朝日「水曜スペシャル・満月と宇宙の謎」という番組で日本でも放送されていました。
番組中、インタビューを受けたジム・アーウィンは「サンタクロースは地球外文明を意味する暗号」であると説明していました。

しかし、ボーマン船長がこの発言をした日は1968年12月25日で、クリスマスでした。そして、これは初めて月の裏側から出てきた時に発言されたものではなく、9週目に言われたもでした。
なので、これはボーマン船長の気の利いたジョークだったのでは?という解釈もされているそうです。

真実が明らかになる日はまだ来ていませんが、もしかしたら月の裏側には、私たちの見たことがないような驚くべき文明が広がっているのかもしれません。