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モスマンとは1966年ごろアメリカ合衆国ウエストバージニア州ポイント・プレザントのオハイオ渓谷一帯で目撃が多発した謎の未確認生物のことを指す。「バード」と呼ばれることもあるが「モスマン」の方が有名である。

目撃者によれば、体長は約2m。灰色の毛で覆われ、腕の代わりに大きな翼をもつ。頭部はなく、胸のあたりに赤い目がある。「キイキイ」という鳴き声を聞いたという証言もある。速度は自動車より早く、一瞬しかモスマンの姿を確認することはできない。

正体については、「キィキィ」という鳴き声からワシなどの大型猛禽類ではないかという説が存在する。モスマンの2mという体長は、目撃時間帯の多くが夜間で暗かったことと、目撃者が恐怖心から実際より大きく錯覚してしまったとすれば説明できる。しかし、ほとんどの目撃者はモスマンの目が異様に大きくて間隔が開いていたと証言しており、鳥類では説明のつかない部分もある。

また、ポイント・プレザントでUFOが目撃されるようになった時期とモスマンが出現し始めた時期が重なる為、宇宙人のペットではないかという説が存在する。実際、UFOに向かってモスマンが飛行していった、という目撃例もある。

モスマンに関わると必ず死人がでると言われ、これを「モスマンの呪い」という。