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ソニータイマーとは、ソニー製品の1年間メーカー保証期間終了直後に、製品故障が頻発するという噂からソニー製品はタイマーが埋め込まれていて、精密に製品寿命をコントロールしているのではないかという都市伝説で使われている造語である。英語圏では”SONY kill switch”と呼称される。

ユーザーがソニー製品のメーカー保証を過ぎた直後に頻発する故障に対して「まるでタイマーが組み込まれているようだ」という比喩を込めて使い出したのが最初といわれ、海外製品との競争がもっとも熾烈だった1970年代後半から多用されるようになったといわれる。

根拠として、総合メーカーであるソニーならば高い技術力と経験から、耐久性の鍵となる部品を慎重に選択するなどして製品寿命をメーカー保障の直後に制御していると主張する向きもあるが、品質管理はすべての製造業で実施している行為であり(メリットがあれば他社も実施しているはずで)都市伝説の域を出ない。