まき-4まき-4

まき-4さんへのメッセージ

まき様
★お礼状★
初めまして様も毎度どうも様も、今日和。
怪談師Lv.1でございます。
この度は当方の駄文『10年飴』に『怖い』を付けて頂き、有難うございます。
自分史上、最多の『怖ポチ』を頂き、戸惑う間に時間は流れ、大変遅くなりまして申し訳ございませんでした。
ご忠告致しました通り、長文お礼参り『怖ポチ様限定★プチ裏話』をお持ち致しましたので、お暇潰しにお召し上がり下さい。
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10年飴その後
入社当時の有理子さんは、オドオドとして自分に自信が無く、打ち解けない性格でした。
幸いにも、ウチの部署のアマゾネス達はそういう子を放って置けないタイプが多く、野郎共はお祭り男が多いので、何かと話し掛けるウチに、有理子さん本来の明るさと優しさが目立つ様になり、気が付いたら職場で一番好かれている人になっていました。
そんな彼女を我が部署の、パーフェクトヒューマンが射止めて結婚。
結婚式は友人一同と、新郎のご両親とで執り行われ、これを期に有理子さんはご両親と完全に縁を絶たれました。

そんな有理子さんが、2年前にご懐妊。
ご本人の強い希望で、出産ギリギリまで働き、出産後は職場復帰をしてもらう事になりました。
お腹も目立つ様になった頃、有理子さんが浮かない顔で僕の所にやって来て、相談に乗って欲しいと訴えてきました。
有理子さんが語るには、『夢の中で宅配便が届いた』というのです。
夢の中、有理子さんがそろそろ寝ようと思う頃、宅配便であの虫の入った瓶が自宅に届いてしまい、困っている……有理子さんは、泣きそうな顔をしていました。
子供の頃の体験談と違い、有理子さんは瓶の虫を殺さず、誰の目にも触れない様に納戸に隠しているそうです。
そして、虫が届いてから随分日が経つというのに、件の女は現れず、その代わりに虫を隠した納戸の扉に、『あと○日……』というカウントダウンする様なメッセージが浮かび上がってくるというのです。
『お腹の子の予定日なんです……』
カタカタと体を震わせて、有理子さんはそんな話を収集している僕に、助けを求めてきたわけです。

僕の知り合いには、3人の霊感さんがおります。
1人は見えるだけ、2人目は力は有るけど女性恐怖症……という訳で、白羽の矢が当たったのが、公園住まいの霊能者・オッドアイの蓮さんです。
有理子さんを引き合わせると、蓮さんは開口一番に、『どえれぇモン、憑けてンな!』と珍しくテンション高め。
手土産に持っていった日本酒を抱き込んで、1つ1つ解説して下さいました……が、全部を書いていると、長編4部作位の長さになってしまうので、ここでは蓮さんが語った話の、面白かった部分を抜粋したいと思います。

『山ってヤツは不思議でな、男山と女山ってちゃんと性別を持ってんだ……そんでこいつも面白い話だが、“山の怪”が生まれんのも、殆ど例外なく女山だ。』
『男山で育つのは“山の神の化身”……まぁつまりは、その山のコピーであって、“山の怪”ではない……お前さん達家族が行ったのは、女山の方で件の女は“山の怪”だ。』
『10ツキ10カで生まれる赤子に10年の飴……うん、こいつは10に拘るみてぇだな……“十女(トウメ)”とでも呼ぶか(蓮さんは自分が関わった怪異に名前を付ける癖があります。)。』
『“十女”の目的は、あくまでお前さん(有理子さん)だ、腹の子じゃない……必ず、出産前に虫を取りに現れて、勝負や取引を持ち掛けてくる。』
『さて……お前さんが、夢の中でやるべき事を教えてやる……長い話になるが、1度で覚えろよ……。』

結論から言えば、有理子さんは“十女”を無事にやり過ごす事に成功しました。
その方法は、とてもシンプルです。
運命の夜……夢の中で、再び宅配便を受け取った有理子さん。
それは蓮さんが『届けさせた』香木だったといいます。
その香木を虫の瓶に入れ、玄関の内扉に『九』、玄関の内側の壁に『十一』と書いた半紙を貼り、玄関に並べて出した有理子さんの靴の先を、全て玄関扉……つまり外に向けて並べます。
玄関の扉の下に、扉の縁に沿って塩を撒き、準備完了した時……ドーン……ドーン……と太鼓の音を聞いたそうです。
有理子さんは恐怖と戦いながら、玄関の扉を開け放ち10才の夏に見た時と変わらない十女と対峙したといいます。

『数字と塩で境界線を作り、十女とお前さんの世界をハッキリと隔てる……虫を渡すのは、必ずその境界線の上『十』の位置でなくちゃならん。』
『玄関に並べた靴の上には、お前さんを護る……平たく言えば、守護霊と俺の送った護りが乗って、十女の奴を牽制する……つまりはお前さんは1人じゃない、心配はいらん。』

……蓮さんのその言葉の通り、十女は黙って有理子さんから虫を受け取ると、心底から悔しげに有理子さんの背後を睨み据えたまま、引き下がって行ったそうです。

その後、有理子さんは無事に女の子をご出産。
現在も我が社でバリバリと働く、格好良くも優しいママです。
蓮さんはこの件のお代は取らない……と言いながら、僕に再三日本酒と煙草を貢がせやがりました。
香木が何だったのか、どうやって夢の中に届けさせたのか……そして送った護りとは何だったのかは、終ぞ語ろうとはしませんでした。
有理子さんが、十女と再会した話は、今の所聞きません。
かつて、飴を口に入れ続けた少女は、今日も幸せそうです。
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まき様、お邪魔致します。
お盆休みも終わり、茹だる様に暑い日が続いております。
体調には、十分お気を付けて下さい。
随分、長いお話になってしまいました。
お読み頂ければ幸いです。
有難うございましたm(_ _)m

返信

読んでいただけて怖ポチまでありがとうございます!
またよろしくお願いいたします!
続編ぽいの書いてみたいとも思います!

返信

まき様
|ω・)コソ…
|))ササッ
|(*`・ω-)ノパッ!デタ!
という訳でお邪魔致します、怪談師Lv.1・ダラケ具合Lv.炎天下のアイス・夏似合わな過ぎ男です。
暑い日々が続いておりますが、皆様ご体調は大丈夫でしょうか?
この度は当方の駄文『井戸の中の不浄』をお読み頂き、『怖い』を押して下さいまして誠に有難うございます。
またまた、長くはなりますが、『怖ポチ様限定★プチ裏話』をさせて下さい。
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作品に登場した割には、大した活躍をしなかった鳥居カルテット。
ウチでゴロゴロしている同居人を捕まえて、鳥居の名前の由来と役割(?)を聞いてみました。
ウツセバシ→現世橋
トコヨバシ→常世橋
モウデバシ→詣出橋
オゴザバシ→御御座橋
「ウツセとトコヨは読んで字の如く、この世と神の世を繋ぐ橋な。」
「モウデもまんま、神様に詣でる橋。」
「詣でたら、現世に帰る……生きている人間側のルールとしての、入口と出口がモウデとウツセ。」
「中の奴……まぁ、ババアからしたら、現世に出て神の国に帰る……ウツセが出口でトコヨが入口。」

…………なるほど……てか、予想通り。ホラー好きなら、字面で想像付くよな……うん。

「なら聞くな、てか、思い出させるな……気持ち悪い…………」

……あと少し頑張れ、オゴザが分からん。オゴザって何だ?

「……昔は禁を犯して井戸に近付いた奴を、鳥居に吊るしたり、首を切って晒したりしたんだよ……で、その下にゴザ敷いたから、オ“ゴザ”バシ。」

………………………………え?

「オゴザバシ……またの名を“禁道”な。」

………………………………お前ン家…家の真ん中に死体吊るしてたの?((( ;゚Д゚)))ガクブル

「昔な、大昔!俺だって“実物”“は”見た事ねーよ!……まぁ、家の真ん中だから、都合も良かったンじゃね?外から見えないし……。」

…………ナニソレ、コワイ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

同居人の家では『良い子にしないと、ゴザの上に吊るすよ!』と、言って子供を躾ていたそうです。
彼はニヤリと笑いながら、「子供を脅かす為の方便、作り話だよ♪」と言っていましたが……お前…………『実物は』って…………じゃあ、何を見たんだよ……?
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まき様、初めまして。
お礼に伺うのが遅くなった上に、長々とすいません。
もし、お邪魔になる様でしたら、此方のメッセージは消去して下さい。
有難うございましたm(_ _)m

返信

怖ポチありがとうございます‼️
まだ2作目ですが読んでいただけて光栄です‼️

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