毎月お題の短編練習枠(🌱初心者歓迎)

皆さんこんにちは。
一向に文章が上達しないふたばです。(´・ω・`)
己の練習に他人を巻き込んでやろうと、掲示板を建ててみました。
以下、ここでのルールを説明します。( ᴗ ̫ ᴗ )

🌱ここは、短編の練習をする為の掲示板です。

🌱毎月単語を3つ、お題として出しますので、短編の「三題怪談」を募集します。

🌱「三題怪談」とは、1つのお話に決められた3つのお題のワードを入れなければならないという“縛り”で御座います。

🌱お話の長さの目安は、原稿用紙2枚分(800字)程度。
(あくまでも目安です、越えてしまってもヨシとします)
文字数カウント↓
https://phonypianist.sakura.ne.jp/convenienttool/strcount.html

🌱お題は毎月一日に更新されます。

🌱提出期限は毎月28日までとします。

🌱お話はいくつ投稿しても構いません。

🌱初心者大歓迎。実際私もほぼ読み専なので、文章が下手っぴです。軽い気持ちでご参加下さいませ。

🌱ここで投稿されたお話は、“ご自身で書かれたお話ならば”怖話の通常投稿にあげても構いません。
寧ろ、多くの方に見ていただけるよう、ここで試し書き、本投稿で完成品といったように使って下さいませ。
何なら他サイトでも投稿されている方は、そちらへあげるのも問題御座いません。
(※他の方の掲示板でも同じとは限らないので、その都度そこの掲示板主へご確認下さい)

🌱題名も付けて頂けると助かります(題名は文字数には含みません)。

🌱感想だけのご参加も大歓迎です。

🌱明らかな荒らしコメントは即刻削除致します。慈悲はありません。

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【4月お題】

「卵」「楽園」「嘘」

投稿期間 4/1 0:00〜4/28 23:59

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ですがまぁ…建ててみたは良いものの、私が独りで短編を書き続ける寂しい場所になりそうな気がします……

そこで!ちょっとした特典代わりと言っては何ですが、ここで投稿されたお話は、私ふたばが朗読させて頂きます。ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
具体的に言うと、YouTubeにてその月に投稿されたお題の回答を、纏めとして朗読してアップします。
素人の朗読ですのでレベルは低いですが、創作意欲の糧になれれば幸いです。( ᴗ ̫ ᴗ )

※朗読されるのが嫌だという方は、お手数ですが文末に「※否朗読希望」とお書き下さいませ。

📚過去のお題アーカイブ
【9月お題】「彼岸」「ぶどう」「ネジ」
https://youtu.be/DlNJ68yKIfA
【10月お題】「十五夜(月のみでも可)」「図書館」「菊」
(※お題提供:あんみつ姫さん)
https://youtu.be/iA4spsQlSMA
【11月お題】「りんご」「子ども」「落ちる」
https://youtu.be/UMVBBrycZqU
【12月お題】「肖像画」「塩」「M」
(※お題提供:むぅさん)
https://youtu.be/MJmFrqUqvj0
【1月お題】 「ウシ」「晴れ」「厄」
https://youtu.be/N0tX10EOJoE
【2月お題】 「僧」「遊泳」「踊り」
Extraお題「怪僧」「宇宙遊泳」「阿波踊り」
(※お題提供:嗣人さん)
https://youtu.be/9j2vK_kKzhE
【3月お題】 「風」「証」「波」
https://youtu.be/zZoV2ce7poU
【4月お題】「サクラ」「窓辺」「人形」
https://youtu.be/kZzfmq8cNvM
【5月お題】「母」「鬱」「川」
https://youtu.be/RNqUE92-K2k
【6月お題】「クラゲ」「雨」「失踪」
https://youtu.be/BM0ataca42E
【7月お題】 「天の川」「亀裂」「写真」
https://youtu.be/RcXTXfzfKUk
【8月お題】「手を振る」「扉の向こう」「呼ばれる」
(※お題提供:ラグトさん)
https://youtu.be/omL3byV-eF0
【9月お題】「アリス」「スープ」「ハサミ」
https://youtu.be/w20FnRK-bQQ
【10月お題】「バラ」「時計」「たばこ」https://youtu.be/g_zxwy1H73I
【11月お題】「無人探査機 」「提灯鮟鱇 」「地引網 」
(※お題提供:ロビンⓂ︎さん)
【12月お題】
「プレゼント 」「空席」「信号 」
【1月お題】
「トラ」「階段」「玉」
【2月お題】
「ネコ 」「チョコレート」「箱」
【3月お題】
「ウメ 」「日記」「歌声」
【4月お題】
「駅 」「看板」「ポスト」
【5月お題】
「灯り」「公園」「針」
【6月お題】
「カッパ」「アジサイ」「自転車」
【7月お題】
「浜辺」「貝」「欄干」
【8月お題】
「ニセモノ」「蝋燭」「指」
【9月お題】
「帰り道」「ビン」「コスモス」
【10月お題】
「先生」「空腹」「筆」
【11月お題】
「橋」「ゾンビ」「忘れ物」
【12月お題】
「足音」「雪」「吐息」
【1月お題】
「ウサギ」「獣道」「目」
【2月お題】
「鬼」「酒」「身代わり」
【3月お題】
「都市伝説」「ピアノ」「ボタン」
【4月お題】
「絵本」「珈琲」「霞」
【5月お題】
「シミ」「地下」「蝿」
【6月お題】
「ダム」「悲鳴」「カエル」
【7月お題】
「夏草」「鏡」「プラネタリウム」
【8月お題】
「漂流」「雲」「ラムネ」
【9月お題】
「神隠し」「お米」「カバン」
【10月お題】
「皮」「警告」「お札」
【11月お題】
「1週間」「影」「オレンジ」
【12月お題】
「ケーキ」「透明」「チャイム」
【1月お題】
「 」「 」「 」
【2月お題】
「穴」「遅刻」「節」
【3月お題】
「足跡」「惑星」「メッセージ」

※追記:ここのお話を本投稿へもアップされる方へのお願い
🌱先に述べた通り、ここに書いたお話は一般の怖い話にも投稿して頂いて構いません(そもそも著作権は作者のものですから)
🌱一般投稿分は掲示板のレギュレーションから外れますので、文字数を気にせず加筆修正しても何も問題御座いません。
🌱ですが、投稿の際には題名に“三題怪談”の文字を付けないで下さい(同じ企画系列の題名が並ぶとうんざりしてしまうユーザーが現れ、揉める為。実際、過去にそういう事がありました)
🌱また、お題の単語をお話の解説欄に載せると、その単語に気を取られて純粋な短編として楽しめないので、読者的には解説欄には“掲示板より”とだけ書いて頂けると助かります。
(コメントにお題の単語をネタバレ防止で公開するのはアリです)
(ここのページのURLは貼っても貼らなくてもいいです)
🌱代わりに、投稿作のタグ欄に、お題の単語タグ3種と“毎月お題の短編練習枠”タグが知らぬ間に付いております。十中八九私ふたばが犯人なので怖がらないで下さい。

企画というより常設となるこの場所は、細く長く続けていきたいので、何卒、ご理解下さいませm(_ _)m

@あんみつ姫 さん
3作目のお話は趣向が変わってなんだか可愛いお話ですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
りんごの妖精さんでしょうか、あんみつ姫さんのこういう軽い口調の会話文は結構貴重な気がします(*´꒳`*)

「本当の幸福とは」と問われれば、私なら迷わず仏教の基本的な理念の1つである、自利利他の考え方を原稿用紙に書きますね( ˘͈ ᵕ ˘͈ )

ちなみに私は、承認欲求は最早三大欲求の「食欲」「睡眠欲」「性欲」と同じで、否定してはいけないし、それを求め過ぎてもいけないと考えております。
これもまた仏教の基本的な教えですが、何事も中道である事が肝要です(。-人-。)

返信

ふたば様 皆様
三作目を投稿しました。
まだ、習作段階ですが、一応これで最後ということにいたしますね。
太宰治が、アドラー心理学に触れていたら、自殺しなくても済んだんでしょうか。
「承認欲求」皆様はどのように考えるでしょうか。
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」いずれもベストセラー、ロングセラーですが、読んでみたことがありますか?
大学入試に出題される小論文は、課題に対し、800字以内 制限時間60分で書き上げなければなりません。
なかなか大変な作業だと思います。
制限時間60分で800字以内の怪談を書き上げよと言われたら、困ってしまいますよね。
そんなことを思いながら、書いてみました。
怖くはないですが、ちょっとした箸休めとしてお楽しみいただけましたら嬉しいです。

返信

「あなたの考えを800字以内でまとめなさい。」

「はるばる東京から来たんでしょ。頑張ってね。縁起物のリンゴよ。」
出がけに旅館の女将が、新聞紙に包まれたリンゴを手渡した。
3月下旬に二次募集。田舎のFラン大学。
既に二浪している俺に選択の余地はない。
試験は、小論文と面接のみ。 

一時限は小論文だ。
「以下『幸せになる勇気』からの抜粋です。二人の対話から「本当のしあわせ」とは何かについて800字以内であなたの考えを述べなさい。(制限時間60分」」

―はぁ。アドラー心理学かよ。えぇと、予備校で習ったよな。たしか、この手の出題への傾向と対策は。
セオリー通り三段論法で、用紙のマスは最後まで埋めることができた。
終了まで残り15分程の余裕もある。

「ダメダメ。これじゃあ。お兄ちゃん、また落ちるよ。」
突然、頭上から、子どもの声がした。
「酷い出来。『かわいそうな像は、かわいそうでした。』としか書けない小学生以下。」
声の主を探し見渡すが、子どもの姿などどこにも見当たらない。
「よそ見しないで。いい?今から、僕の言うとおりに書いて。」
―今更書き直しなんて出来るかよ。
「いいから、全部消しゴムで消して。急いで早く。」
俺はなぜかその声に逆らえず、無い知恵を絞りだして書いた小論文モドキを全て消しゴムで消してしまった。

「よし、じゃぁ、始めるよ。太宰治は言った。」
―え?だざいって、あのださいおさむ?―
「そう、中学校の教科書に載ってた。あの太宰治だよ。」
―『走れメロン』だっけ。ケケケ。―
「ふざけないで。手を動かす。」
―うるせぇよ。

字が汚い。
漢字が書けない。
姿勢が悪い。
罵倒されコケにされ続けたが、結局、俺は、言われるがまま最後まで書き終えた。

試験官が終了を告げ、俺は、たった今完成したばかりの小論文を読み直す。
す、すげぇ。これこそ人様に読んでもらえる文章だ!
「わかった?楽しかった。ありがとね。」
―もう帰るのか?
「んだば、『グッドバイ』」
微かなリンゴの香りが 俺の鼻先を掠めて行った。
(字数800字)

返信

🌱御利用の皆様へ🌱

当掲示板の説明文を加筆致しました( ᴗ ̫ ᴗ )
本投稿へのアップに関するお願いで御座います。

要点を纏めますと、
・題名には“三題怪談”と書かない
・解説欄にはお題の単語を載せない

いずれも、読者の方々に単純な短編として楽しんでいただく為のものです。
ご協力、お願い致しますm(_ _)m

返信

むぅ様 ふたば様
偶然、お二人のやり取りを目にいたしました。
ご意見を頂戴し、お二人のおっしゃる通りだと思いました。
自戒いたしたく存じます。
ご指摘されるまで大切なことに気づかずにいたことを、お許しください。
また、むぅ様の提言を真摯に受け止め、今後投稿する際は、誤解や不快な思いを抱かせないよう配慮いたします。
また、怖話を愛するユーザー様たちに、よろこんでいただけるような読者であり作者でありたく願っております。
これからも、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

返信

@むぅ さん
むぅさんは何様でも無いどころか大切な読者様ですので、こうして意見を貰えて有り難く思います(*´꒳`*)
丁度、これから起こりうる可能性があるトラブルの防止策も先回りで対策しなきゃでしたので、遅かれ早かれだったんですよね(。-∀-)
ちなみに、むぅさんがまた筆を取って貰えそうなのも嬉しいですが、実はお題の提供者も欲しております… |˙꒳​˙)チラッ

返信

@ふたば 殿、お返事ありがとうございますm(_ _)m
名だたる作者殿が利用されてる所に殴り込みに行った気分でしたので、ホッとしました(´っω・`。)
何様でも無い自分が人様に意見するのは物凄く勇気がいるものですな( 'ω' ;)
今後も応援させて頂きますので、企画は是非続けて頂きたいです(^^)
ふたば殿のお陰で、自分の好きな作者様の作品が増えるのは毎月の楽しみになりそうです( ˙꒳​˙)✧
自分もいつかお仲間に入れる様な作品を作ってみたいですな( ˘ω˘ )

返信

@むぅ さん今晩は。貴重なご意見有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )

正直、私もむぅさんの意見に賛成と言いますか、読者としては「三題怪談」として以前に、「怖話」として楽しみたいものの筈ですので、遅かれ早かれそういう意見が出て来るのではと思っておりました(。-_-。)

また、むぅさんのこの意見とは異なりますが、以前「カラス」でしたり、「エレベーター」でしたりのお話がお祭り状態で並んだ時も、良い顔をしない方々がいたのは事実です。
なんと言いますか、企画は活気が出て良いのですが、その企画の盛り上がりに乗れるのは参加者した投稿者さんだけで、それ以外の投稿者さんや読者の方々には“乗り遅れ感”を覚えたり、“身内だけで楽しんでいる”という見方をする方が出てきたり、という事も起こるものだと考えなければいけませんでした。

そうなると、お話のタイトルにも“三題怪談”は付けない方がいいかもしれませんね。
むぅさんの仰る通り、お話の解説欄にお題の単語を載せないのは読み手の方に楽しんで貰いやすくする為にもしておきたいですね。
ここの投稿システムにはタグ付け機能があるので、お題の単語はそっちに入れておけば、すぐ目には付かないので大丈夫でしょう。
実は本投稿されているお話には初期の頃からhttps://kowabana.jp/tags/毎月お題の短編練習枠
↑こんなタグを勝手付けていたので、もしかしたら、各投稿作の解説欄にも何も書かなくて良いかもしれません。

これからのトラブル防止にも繋がりそうですし、他の投稿者さん達にもご協力のお願いをして来ますねヾ(๑╹◡╹)ノ"

返信

ふたば殿、いきなりのお邪魔失礼致しますm(_ _)m
今回は読者として少しお願いがあって参りました。
決して非難や荒らしではないので、その旨承知の上で読んで頂きたいのですが…
自分は基本本編しか読まないものですから、掲示板を覗く事はほとんどありません。
今回沢山の投稿があって、ここも知りました。
それで、お願いと言うのが、本編に載せられる時に、三題のネタバレを隠して投稿して頂きたい、と言う事なのですが…
ここを利用されて投稿数が増えているのは読者として嬉しく思っておるのですが、三題の内容を把握して読んでしまうと、意識しない様にしようと思っても、ソレを探して読んでしまって怖話に集中出来ず、怖いもコメントも出来なくなっておりました( 'ω' ;)
勿論関係無く良い作品ばかりなので、自分だけの我儘かもなのですが、出来れば読者としては、三題を知らずに読みたいのですが…
勿論タイトルに三題怪談としてあるのはふたば殿に敬意を払って皆様されてる事だと思いますので、そこは全く気にならないので、作者様方のコメント内に三題を載せるのを控えて頂けたら嬉しいかなと…
ネタバレ知りたければ掲示板を覗けば分かる仕組みのようなので、自分一人の意見なので、他の読者の方々は何言ってんだコイツ、と思われるかもしれませんが、良ければ一つの意見として支障のない範囲でご検討頂けたら幸いでございますm(_ _)m
不快に思われたら遠慮なく削除して頂いて構いませんので、参加もした事無いのに本当に失礼致しますm(_ _)m

返信

@あんみつ姫 さん
感想有難う御座います(๑˃̵ᴗ˂̵)
子どもってまだ善悪の区別が付かないだけで無く、それをしたらどうなるのかという事が分からないが為にこんな事が起こり得るんですよね… ( °-° )

返信

うわぁ、怖いです。
子どもって、ある意味残酷な一面がありますよね。
無邪気さと同意だったりしますが。
想像したら、顔の辺りからいろいろ痛くなってきました。
さすがです。

返信

『悪戯』

「トリックオアトリート!」
玄関を開けると、扉の外に白いシーツを被った子どもが居た。
身長は110cm程度しか無く、被った布には、目の部分にビー玉程の小さな穴が空いている。
おそらくオバケの仮装をしているのであろうその子の声には、聞き覚えがあった。
「えぇと…ゆいちゃん?」
ゆいちゃんは、近所に住む兄貴の子どもで、私にとっては姪っ子にあたる。
「ちがうよ!オバケだよ!お菓子くれなきゃイタズラしちゃうんだよ!」
「いや、ハロウィンは先月末に終わっちゃったんだけど…」
「うぅ…い、いいの!私はオバケなのっイタズラしちゃうの!」
白い布の下でバタバタする少女は、両腕を上げて威嚇のポーズをする。まるでコアリクイのようだ。
ゆいちゃんは私の家までこうして遊びに来る事が度々あった。
小学校に上がったばかりの彼女には、つい最近妹のあいちゃんが産まれたばかりだった。
「叔父ちゃん叔父ちゃんっ、ゆい、お姉さんになったんだ〜!」そう笑顔で以前話してくれたが、大好きな母親が妹に付きっきりの今は少し寂しいのか、近頃はここへ遊びに来る頻度が増えていた。
兄貴からもどうか構ってやって欲しいと言われていたのを思い出す。
月末は繁忙期で帰りが遅く、私も姪の相手が出来ていなかった。
「…叔父ちゃん、りんごってね、皮を剥いちゃうと直ぐにおばあちゃんになっちゃうんだよ“せんど”っていうのが落ちちゃうんだって。
だからね、私ね、あいちゃんが早く大っきくなればママを一人占めしないって思ってね、あいちゃんのりんごみたいなほっぺをね…剥いちゃったの。
でもね、あいちゃん泣いちゃった…私お姉ちゃんなのに、意地悪しちゃったの。
だから、ごめんなさって言ったの。でも、それでも泣き止まなくて、だから“おあいこ”にすれば許してくれると思って…」
震えるオバケの裾から、ピーラーを握る小さな手が伸びる。
「イタズラのつもりだったの…」
ぱさり、と白い布が落ちた。
【794文字】

返信

@あんみつ姫 さん
今月中にもう1作ですかΣ(゜゜)
無理は禁物ですので、ごゆっくり時間のあるタイミングで大丈夫ですからね(*´꒳`*)

それと、書き直しは何回でも大丈夫ですからね。気の済むまで、後からでも推敲して下さいませ(*`ω´)b

遅筆な私も母の背中を必死に追える様頑張ります💪🏻(`꒳´)

返信

ふたば様

感想ありがとうございます。
天保の大飢饉で、北東北の人口のほぼ三分の一もしくは半数減少したとも言われております。
飢餓ほど恐ろしいものはないと 祖母はよく申しておりました。

一部文字を統一するため手直しいたしました。
アップする前にチェックできればいいのですが。
申し訳ございません。
本編にアップする予定です。
今月は、あともう一作ほど投稿予定です。
ご笑覧いただければ幸いに存じます。

返信

母慕鬼喰

かぁちゃん、腹へった。
―ちぃとばかり待ってけろ。用意するすけ
かぁちゃん もう 食うもんねぇべ。
―あるよ。おめえの大好きなリンゴがある。
はぁ。リンゴは、とっくに食ってしまってねぐなったんでねぇが。
―まだある、まだある。裏の小屋さ とっておいだのがある。
リンゴ あるんだば、早ぐ持ってきてけろ。
―あいよ。わがった。ちょっと、待ってろ。
その前に、ちゃんと囲炉裏(いろり)の火を見張っているんだど。
火は、落とすなよ。

母親は、そういうと、板戸を開けて外に出た。
びゅうびゅうと音がして、冷たい雪と風が中に入り、張り裂けんばかりに顔を叩いだ。

子どもは、母親にいわれたとおり、囲炉裏(いろり)の火を絶やさぬよう枯れ枝を火にくべた。
やがて、火を見ているうちに、急に眠気が襲ってきて、ぐらりと床に倒れこんだ。

さ、さむいじゃ。
気が付くと、外はとっくに暗くなっていて、板戸の隙間から雪が風とともに びゅうびゅうと音を立て入りこんでいた。
囲炉裏(いろり)の火は、消えかかっていた。子どもは大慌てで そこら中にあった枝をかき集め全部放り込んだ。

その時だった。
―おーい。こっちだ。裏の小屋さこーい。
かすかに 母親の声がした。子どもは、板戸を開けて、声のする方へと向かって行った。
外は、真っ暗でなんも視えねぇ。かぁちゃんどこだ。
―ここだここだ。ほら、おめえの好きなリンゴだ。
子どもは、手探りで 吹雪の中 母親の声のする作業小屋の裏手に回った。
どん、音がして、雪の積もった地面の上に、大きくて真っ赤なリンゴが、子どもめがけて落ちて来た。
かぁちゃん、食ってもいいのが。
―あぁ、食え。腹いっぱい食え。

子どもは、リンゴを手にすると、大きな口を耳まで開けて、ガツガツと食らい始めた。
かぁちゃん、これリンゴか。こったらうめぇリンゴ食ったごとねぇよ。

―そりゃぁよがった。よがった。
食べ終わると、子どもはふと我に返り、母親の姿を探した。
かぁちゃんよぉ、どごさいる。

―おめぇの腹の中だよ。

(天保3年大飢饉より)
(ワード793文字)

2020年11月07日 21時49分

2020年11月07日 21時51分

2020年11月07日 21時53分

返信

@あんみつ姫 さん
江戸時代の天保の大飢饉…:(;゙゚'ω゚'):
教科書の挿絵にも、ヒトがヒトを食べる絵が掲載されていて、かなりショックを受けた記憶があります(p_-)

仏教では、我が身を飢えた者へ差し出す行為が最も尊い慈悲の行動であるとされます。やろうと思っても出来ない行為、母親の愛の強さは、時に悲しく恐ろしくも、絶対なのだと思わされました… ( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )

まだ11月も1週間しか経っておりませんのに、もう2作目を有難う御座います╰(*´︶`*)╯

返信

ふたば様 皆様
こんばんは。こんにちは。おはようございます。
あんみつ姫でございます。
11月お題三題 第二作目を投稿いたしました。
習作です。
気分次第では、削除するかもしれません。
天明天保の大飢饉を底辺に ちょっといつもとは違う切り口から書いてみました。
ありきたりの話ですが、当時もっとも被害の大きかった地域、北東北 おもに太平洋側の方言を用いて書いてみました。
翻訳が必要な方は、おっしゃってくださいませ。
標準語版を提供いたします。(笑)
793文字 

返信

@車猫次郎 さん
丁度車猫次郎さんの投稿作を読んでいるタイミングだったので吃驚しちゃいました(OvO)

戦後復興の象徴とも言われる「りんごの唄」ですね(*⁰▿⁰*)
傷が付きやすく、病気になりやすく、そして実が落ちやすいリンゴの実。リンゴ達の集合の場とも言える枝から外れた果実はただ捨てられるだけ……
明るい筈の曲が転んで、悲しい旋律のお話です…(;ω;)

猫次郎さんの掲示板にも足を運ぼうと思いつつ全然行けておりませんでしたが、こちらにご参加頂き有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )

返信

面白そうなので、参加させてください
お題は、「りんご」、「子ども」、「落ちる」ですね
ただ、超短くなりました(笑)

タイトル りんごのきもち
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
りんごはなんにもいわないけれど、
りんごのきもちはよくわかる
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誰が歌っていたのだろうか
昭和の頃に一世を風靡した歌謡曲
子どもの頃、母が台所でりんごを剥きながら、よく口ずさんでいたものだ
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
それを聞くたびわたしは、りんごの気持ちなんか分かるはずないのにと心の中で突っ込んでいたっけ
だけど、せっかく幾日もの風雪に耐えて育ったりんごが、ちょっとした自然のいたずらで枝から落ちて傷付き、売り物にならなくなり、簡単に捨てられるということをふと思い出し、今ようやくりんごの気持ちとやらが分かったような気がする
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
でも、もう遅かった、、、
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
猛スピードで落ちる私の目前には既に、冷たい灰色のアスファルトが迫ってきていた

返信

鏡水花様
こんばんは。
投稿作さっそく読ませていただきました。
懐かしいお弁当に、母が良く入れてくれました。
うさぎリンゴ。
今でも、お弁当を作るお母さんたちの中には、作る方いらっしゃるのかしら。
生活に密着した それも今の社会情勢や、様々な家庭が抱える問題が読み取れる作品だと感心いたしました。
そして、ハヤト君。君、お母さんが、どうなってしまったのか見えているの?
穴とは?
謎が謎を生む展開は、短編ならではですね。
これだけの内容、リアルな情景と心理描写を800字にまとめ上げる鏡水花様さすがです。
ちょうど、今、手元にリンゴがあります。(笑)
ひさしぶりにうさぎリンゴを作って食べたいと思います。
食べながら、穴の謎を考えてみますね。
怖い、楽しい 不思議なお話をありがとうございました。

返信