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滋賀県大津市木の岡町491

ホテル祇園

【ホテル祇園】

ホテル祇園とは、滋賀県大津市にある廃ホテルである。

廃墟マニアの間よりも、心霊スポットマニアの間で有名であり、マニアしか知らない希少なスポットとして、ネット上でも多数の心霊スポット突撃談が乗せられている。

ホテルは元々ラブホテルであっとされ、平屋建て1棟4戸という大変小さい作りである。
このうち洋室である6号が恐怖の扉といわれており、この部屋では霊現象が多く見れるとされている。
ホテル内に今も残されている浴室のタイルは、所々剥がれ落ちカビが生えていて、悪臭が漂っている。
ベッドルームに入ると首の周りが妙に熱くなり足は震え胃袋から腰にかけて悪寒が走るとされている。
また天井づけのミラーには煙のような白煙が見えたとの証言も残されている。

その他にも、この土地には悪い霊気が流れているとされており、ホテル周辺の店舗の経営はうまくいかず経営者が次々と変わるとされている。

しかし、このホテルの存在はあまり知られておらず、有名な心霊スポットだと認識している人間は地元には殆どいない。

ただ、心霊スポットマニアの間では知名度が高いため、このホテルを探し求めるファンは後が立たない。

ちなみに、このホテルへの向かい方は以下の通りである。

・大津市街地から向かう場合、浜大津駅前の「大津港」から走る国道161号線を、比叡山坂本駅方面まで向かう。
・比叡山坂本駅付近にある「木の岡町」交差点まで付いたら、交差点から北へ200mほど行くと左手に看板が見える。
・電車で向かう場合は、南北、比叡山坂本駅〜雄琴温泉の間にホテルが存在する。

また、住所がネット上にあるため、地図で確認して向かうのも良いだろう。

ただし、廃墟への侵入は不法侵入に当たる事もあるので、あくまで廃墟を外から見る事をおすすめしたい。

こうした廃ホテルは日本中にあるのだが、多くのホテルにある『経営者の自殺』という噂はこのホテルには見られない。
その理由は恐らく『恐怖の扉』と言われる6号室が原因なのだろう。

廃ホテルに関する心霊現象は日本全国にあるが、やはり「ホテルの一室」に霊が現れるという噂は数多い。

日本で最も有名な廃ホテルでもある長野県の「ホテル・セリーヌ」では、かつてこの場所でレイプされた女性が精神的ショックのため、再びこの場所に訪れ自殺したという曰くがのこっている。

その自殺が行われたホテルの一室はいまでも霊が出るとされており、その扉だけなぜか開くといった噂もきかれている。

とくに、廃ホテルは部屋数がおおいため、その中の一室に霊が出るという噂は広まりやすく、またそこに訪れる人物に「その部屋はどこにあるのか?」と探させる好奇心を湧かせる効果もあるだろう。

しかし、ホテル・セリーヌで噂された魔の部屋も、現在ではあまり聞かれなくなることから、大抵の場合は一時期の流行で騒がれるだけのものである。

この『ホテル祇園』の魔の部屋はいったいどうなっていくのか?
ここに訪れた人物によれば、この部屋を「異次元と繋がっている」と評した事から、やはりかなり異様な雰囲気が漂う室内である事が予想される。

もしも、このホテルの一室が異次元と繋がっているとすれば、この周辺がすぐに経営が悪化する理由も、この部屋が原因であるのだろうか?

異次元へと通じる魔の部屋がある廃ホテル『ホテル祇園』

これを読み、今後このホテルを訪れようと考えている人々は、決して容易な気持ちでこの部屋に入ることだけはやめておいたほうが良いだろう。