青森県青森市三内沢部 三内霊園
三内霊園は春には桜の名所となる非常に広大な霊園である。
また夏は地元の暴走族の集会場に使われる事も多い。
秋には周囲の木々が紅葉して見事な景色を創り上げ、冬には深い雪に閉ざされる。
そんな四季折々に個性的な変化を見せてくれる三内霊園は、日中は比較的人通りも多く、散策コースとして地元の住民からは親しまれている。
しかし暗くなると浮浪者や野犬などもいるため通るのはやや躊躇われる土地柄でもある。
心中事件や強姦事件が起きたことも一度や二度ではないという。
園内はおよそ240メートル四方に及び、かなり広く、そして入り組んでいる。そして霊園のため充分な電灯が配置されているわけでは無く、夜は月あかりを頼りに移動しなければならないためにとても迷いやすい。
この青森市の某所にある三内霊園には奇妙な噂があります。
園内には小さな円形の花壇があり、そこを車で三周すると忽然と夜ん倍の女が現れ追いかけてくる。そして逃げようにも帰り道が分からなくなってしまい、その女を見た者は二度と帰ってくることが出来なくなるという。
また、ここを訪れた人の中には、昼夜問わず桜並木のある桜の木の下に女の幽霊を見たという証言が複数ある。
北口にある池で無数の幽霊を見たという証言も存在する。
また園内の墓地の中には自動車ごと埋まっている墓も存在するという情報もあるが詳細は不明である。
この霊園でもっとも有名な心霊現象は上記の花壇を三周した後に現れて追いかけてくるという四つん這いの女の例だが、三内霊園にはほかにもいくつかの幽霊らしきものの目撃情報は存在する。
その一つが園内をジョギングしているという血だらけのランニングシャツの男性である。
この男性の幽霊は園内全域にわたって徘徊しているらしく、目撃情報の場所はまちまちである。
この男性の幽霊は園内を巡回し、霊園をパトロールしているつもりなのかもしれない。
そして園内には仏舎利塔と呼ばれる塔が存在する。この近辺で上記の女の霊を見たという目撃情報もある。
しかしこの仏舎利塔で一番目撃されているのは塔の前に座り込んでいる男の子の霊である。
これはどの心霊スポットにも言える事だが、子供の霊は関わると非常に厄介なことになる場合が多い事は覚えておきたい。
万が一目が合うなどしてお互いを意識してしまうと、霊に必要以上に関心を持たれてしまう事は多い。とくに子供の霊にはその傾向が強いため注意したい。
もし現地で少年の幽霊を目撃した場合は目を合わせないように注意するのが無難である。
そしてこの広大な霊園のどこかには無縁仏を埋葬している一画があるという。
ここで複数の目撃証言があるのが老婆の幽霊である。
この老婆の幽霊は上記の四つん這いの女性の幽霊と比べると目撃情報は少なく知名度は高くないが、ある程度霊感がの強い人物が見た時の印象は共通していて、四つん這いの女性の幽霊よりも危険な存在で、この霊園でもっとも注意するべき霊であるという意見でほぼ一致している。
恐らく生前に現世に大きな恨みや哀しみを残し地縛霊となっている可能性がある。
地縛霊となってしまったらもはや本人の意思など存在しない純粋な不吉な存在になったと言っても過言では無い。
もし霊園内でこの老婆の幽霊を目撃したら、ただちにその場を離れたほうが無難だろう。
以上のように様々な心霊現象の目撃情報の絶えない非常に広大な霊園である。
園内はとにかく広く、一日で全域を周るのは難しい規模である。
迷ってしまう可能性も高いので一人で行くのは避けたほうがいいだろう。
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