オーメン 悪魔の子という宿命

「オーメン」は、いかにもキリスト教圏で作られたと思えるホラー映画ですね。悪魔という存在がとてもリアリティを持って描かれています。日本人は悪魔というとあまりリアルなイメージを持っていないので、この作品に描かれていることもよく分からない部分が多いのではないかと思います。キリスト教について詳しい人ならば、いろいろと細かい部分に気がついてもっと楽しめるかもしれません。この作品も人気があって、続編がいくつも作られています。6月6日午前6時に生まれ、頭に「666」の数字のアザをもつ悪魔の子ダミアン。666というのは悪魔の数字なのだそうです。そういうことを言われても、日本人にはピンとこないですけど。物語は、外交官のロバートが、自分の子供を亡くして、ローマで男の子の赤ん坊を養子として引き取り、「ダミアン」と名付けるところから始まります。ロバートは駐英大使に選ばれ、順調に出世して、息子ダミアンもすくすくと育っていくのですが、ロバートはやがて、ダミアンの恐ろしい秘密の正体を知ることになります。ダミアンは悪魔の子だったのです。ダミアンの頭には、「666」という悪魔の数字がくっきりとあざになっていました。ダミアンが6月6日午前6時に産まれたということを知り、愕然とするロバート。自分は悪魔の子を引き取って育てているのか・・・。幼いダミアンの無表情な顔が恐いです。ロバートの身辺にはいろいろと不吉なことが起こります。悪魔の子ダミアンの未来はどうなるのでしょうか・・・。