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ディセント いろんな意味での転落

映画タイトルの「DESCENT」は、「転落、(不意の)襲来」といった意味があるそうです。観終わった後、この映画タイトルの言葉の意味がとても重く感じられると思います。

主人公の女性サラには、刺激的な冒険仲間であるジュノとベスという親友がいます。

映画の冒頭、サラは、この3人での冒険の帰りに、迎えに来ていたサラの夫と愛娘と一緒に乗った車でショッキングな事故に合います。その悲劇的な事故により夫と最愛の娘を失い、自分だけ生き残ったサラは失意のどん底に落ちます。

事故からしばらくして、親友のジュノたちは、絶望しているサラに元気になってもらうために、新しい冒険、洞窟探検に誘います。他3人の女性も加わって6人で、アパラチア山脈奥地の巨大洞窟に入ります。

冒険のリーダーであるジュノ以外のメンバーは探検用で地図もある洞窟と思っていたのですが、実はその洞窟は、地図などのガイドブックの無い前人未到(映画の冒頭時点では…)の洞窟でした。洞窟に入って、突然の落盤で入口をふさがれた一行は、その時初めて、ガイドブックも無い未知の洞窟であること、入洞届けも未提出であることを、ジュノから聞かされます。地図も無い、救出の望みも無い洞窟の中、一行は、必死で出口を探していきます。

そんな中、暗闇の洞窟の中で、恐ろしいクリーチャーに遭遇します。1人また1人と仲間が、そのクリーチャーに襲われ逃げ惑う中、仲間と離れ離れになったサラは、自分の中の知らなかった強さを発揮しクリーチャーと格闘しながら生き残っていきます。そんな状況の中、親友のベスから、ジュノと亡くなった夫が不倫していた事実をサラは初めて知らされます。親友と夫の裏切りと不実を知り、憤ったサラは、更に強くなっていきます。

映画後半は、サラの脱出を賭けた謎のクリーチャーとの戦い、ジュノとの確執などが絡み合いながら、怒涛の勢いで映画のラストに向かいます。映画ラスト、サラがどうなったのかは、観た人によって受け取り方が違うかもしれません。

映画の途中、謎のクリーチャーと登場人物たちが遭遇する前に、その洞窟内を横から切り取った形で大きく映るシーンで、そのクリチャーらしきもの1体の姿が映りこんでいます。登場人物たちも気づいていない場面です。ぜひ、みつけてください。