世界がゾンビで満ちたアメリカ。
主人公コロンバスは生き残るため、ゾンビ映画で死亡フラグが立つ行動をことごとく戒めた「生き残るための32のルール」を実践していた。
例えば「有酸素運動(逃げるため速く走れること)」、「トイレでは要注意(銃携帯のうえ個室トイレに座る)」、「車の後部座席は調べる(潜んだゾンビに襲われないため)」などなど。
両親の故郷を目指す旅の途中、コロンバスは自分とは対称的に、驚異的な戦闘センスで生き延びて来たタラハシーと出会う。最初は性格の合わない二人だったが、徐々に意気投合し絆が芽生えはじめる...
二人は途中立ち寄ったスーパーで、ウィチタとリトル・ロックと名乗る姉妹と出会う。
コロンバスは一目でウィチタに惹かれ、紆余曲折がありながらも四人行動が始まる。
ゾンビが発生してもゾンビの対処法を知っている、という現代のリアルを表している映画。
主人公はゲームおたくで引きこもりだったが、ゲームの「バイオハザード」でもあるような「ゾンビの二度撃ち(倒したと思ってもしっかり止めを刺す)」など、ゾンビへの対策は理解している。
また、古典的なロメロ・ゾンビ(のんびり歩くだけのゾンビ)ではなく、この映画のゾンビは疾走ゾンビで、かなりスリリング。
ワイルドな魅力溢れるタラハシーの活躍に見惚れる事必至。
個性の異なる四人が、次第に絆を深めていくところも見所。
無駄な部分があまり無く、コメディと思って見ると逆に正統派かも。筋書きもさっぱり気持ち良い展開で、さすがは北米の興行収入1位を記録した作品というところ。
お勧め!
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