2006年「原題:THE OMEN」(アメリカ) 世界観にもすぐ馴染む事が出来る。

序盤から作品の雰囲気が良く出ていて、世界観にもすぐ馴染む事が出来る。
ストーリーもシンプル。やや頭を使う場面もあるが、基本的には見やすい。
テンポはどちらとも言えず。所々で中だるみするので少し注意が必要かな。
キャストはそれぞれが好演している。
映像はオリジナルと比較してもキレイで見やすくなっています。
その分音楽で魅せる。と言う印象がなくなっているので、その辺りはオリジナルと比較すると面白いかも。
オリジナル同様に唐突なシーンが多く、また余計な演出が加わっているのは残念な所。
特に余計な演出はホントに必要なかったので、その分を他に割いて欲しかったなぁ。
ラストはオリジナル同様に衝撃的な終わり方。意味合いとしては、こちらの方が解りやすいかも知れません。
とにかくホントよく出来たリメイクです。細かい所まで忠実にリメイクされています。
その為、オリジナルを見てしまっていると新鮮さが皆無になってしまうのが惜しすぎる所かなぁ。
裏を返せば、オリジナルを知らなくても十分楽しめる作りになっているのはイイ所かも知れません。
全体的にキレイに仕上がってるのはイイんですが、オリジナルの粗さがなくなってしまっているのも何だか勿体無い気がします。
ただ、余計な演出のせいか「怖さ」と言う点では、こちらの方が勝っているのかも。
とにかく忠実にリメイクされてて、オリジナルと比較して見るとより楽しめる。がリメイクの必要があったのか疑問にも思える。そんな作品でした。