バチカンの神父二人が主役の本を最近読んだので、エクソシスト(悪魔払い)には興味があった。
主人公のマイケルは、家や父から逃げるために、神学校に入るが、どうしても、信仰しきれない。
そんなマイケルだが、イタリアのバチカンに行き、エクソシストを学べと言われ、バチカンに旅立ち、そこでアンソニー・ホプキンス演じる神父と出会う。
ホラーやスプラッタでは無いと言うのは、レビューで知っていたのだが、最初に書いた通り神や悪魔、そして信仰心と言うものに興味があった。
「悪魔のバイブル」では、神はエデンの園に、アダムとイブを住まわせたが、もっとも必要な知恵を授けなかったと言うもの。
それ故、イブは悪魔が化けた蛇にだまされ、禁断のリンゴを食べてしまい、アダムまでそそのかす。
今人が、迷うのも、嘘をつくのも、知恵がついてしまったため・・・・・。
私は、無宗教だし、もしも悪魔を認めてしまったら、神を認めない訳にはいかないと言う気持ちで見てみた。
実話に基づくと初っぱな出てくるが、主人公のマイケルは、神を信じ切れない。故に悪魔も信じられない。
悪魔が憑いた人間を見ても、精神疾患だと思ってしまうが、だんだんと、偶然や精神疾患で片付けられない事柄が起き・・特定の神を信じない私だから、マイケルには感情移入しやすかった。
ただ、映画の中では「悪魔はいるもの」として書かれているから、当然「そこには神も存在する」と言う結末。
この映画は、キリスト教徒、カソリックの人が見たら怖いのだろうなぁ。
悪魔つきは、キリスト教徒以外にも起こりうると言われてるけれど、世界中にある、キリスト教以外の信者は悪魔がついたらどうするの?
そもそも、神と対になって存在する悪魔が、異教徒に憑くのだろうか?
まぁ短い映画の間に結論が出る訳でもなく・・。
信じるものは救われる、そういう映画でした。
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