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THE JUON -呪怨 とにかく恐い。

舞台は東京。
主人公のカレン(サラ)はアメリカからの交換留学生で、恋人のダグ(ジェイソン)とともに日本の大学に通う。
彼女はケア・センターに勤めている。ある日、アメリカ人の家族が住む家に訪問介護に行くことになる。
もともと、その件はヨーコという日本人学生の担当だったのだが、彼女はその日の朝、連絡が取れなくなっていた…。
とにかく恐い。
緊張感が連続して、あまりリラックスできるシーンがない。
その点は大満足。基本的には日本版『呪怨』を同監督がハリウッドの俳優起用で取り直したって感じですw
ただ、日本版ではあまり語られなかった【なぜ伽耶子は殺されたのか…。】がハッキリするのでそこは評価しても良いのでは無いでしょうか。
ただ、時間軸が交錯しつつ話が進む凝った構成も健在なので、ある程度日本版を理解している方が観た方が分かりやすく、所見の方は少し戸惑うかも知れません。
海外向けにリメイクしたとだけあって、全体的に分かりやすい構成になっていますがその反面、日本独特の恐ろしい雰囲気や空気感等は薄れた様に感じてしまいました。例えば日本版では【あの家】を訪れていない人でも怨念によって殺されてしまします、しかしリメイク版では【あの家】を訪れていないと死にませんw
これは海外の方々が日本独特の霊の恨み辛み~怨念の連鎖等を理解出来無い(欧米人は分かりやすいのがお好き)そうなので変更されたようです。日本版の方が怨念の拡大&連鎖が感じられて好きなのですが。
ジャパニーズホラーとしては最高峰の「呪怨」が同監督でリメイクされた本作、観ておいても損は無いと思います