ソウの監督、ジェームズ・ワンがソウのシリーズ4のあとあたりに監督した作品。伊藤潤二の絶叫顔が見事に再現されております。よくこんな顔でリアクションとってるの見るもんなー…。
腹話術の人形がちょろちょろ出てきて不気味。
人形の不気味さっていうのは子供のころから日本人形とかマネキンで体験してるけど、この作品にでてくる腹話術人形っていうのも、交通安全指導で使われてるひろし君を含め、どこか不気味な雰囲気が漂いまくりです。
おおこわい。
ソウの監督、という知識を持ってしてみてしまったからか、人形とか胎児の死とか、ソウと共通する恐怖の原点みたいなものがチラホラ。
潜在意識の中になにかあるのかしらね、なんて思ってしまう。
ホラー映画監督らしく、映像の細かいところまでキメが整っているし、幽霊のメアリー・ショウを演じているブロードウェイ女優もすばらしい。
でも、ちょーっと残念だったのが、ストーリー展開をいくぶんはしょりすぎた部分もあって、説明不足になってしまう分、つじつまの合わせ方が強引と思えてしまうところも。
DVDにはAlternative OpeningとAlternative Ending、要するに、別バージョンのオープニングとエンディングが収録されていて、それを見て、なるほどー、って思う感じw
インパクトは本編のほうがあるけど、むしろそっちにすりゃーよかったのに的な。
とはいっても、映像的にもお話的にも、そこそこ楽しめるホラー映画です。
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