1・2からの流れでホラーコメディーを観るつもりだったのに、とんだ純愛映画で驚いた。
バタリアンを生み出すトライオキシンを作った軍の研究所所長の息子が主人公。
ある日主人公は恋人と共に研究施設に忍び込み、死体を甦らせバタリアンにするところを目撃する。
その後主人公は恋人を連れて家出するのだが、交通事故で恋人を死なせてしまう。
そこで父の研究を思い出し、研究施設に彼女の死体を運んでバタリアン化させるというもの。
とりあえず主人公は糞。
どこまでも自分本位なエゴイスト野郎で好きにはなれないが、締めるところは締めてくれたのでそこは評価する。イケメンだし。
ゾンビは怖いもの、多少のヘタレっぷりは仕方がない。
ときめきをくれたのが逃走途中で出会う黒人男性、リバーマン。
この人がどこまでも良い人すぎる。
主人公は何もリバーマンの得になることしていないのに甘えすぎだ。
彼女は可哀想に主人公のせいで死ねない身体になり、バタリアンの本能「脳を食べる」という欲求に苦しむ。
身体に痛みを与えることでなんとか食欲を抑えることが出来ると気付き、彼を食べないよう自分を傷つける。
最終的に体中に釘などを刺したりチェーンを通したりするのだけれど、それがとても綺麗。
こんなに綺麗なゾンビは初めて見たと思った。
ゾンビ化が進むにつれて美人度が割り増ししていくってどうなの。
彼に対する愛情は本物だと思った。最初は尻の軽そうな女だと思って申し訳がない。
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