お屋敷に引っ越してきたお母さんと幼い娘と息子。
子どもたちは光アレルギーなので、すべての部屋日光さえぎっている。
そこへやってくる3人のお手伝いさん。
でもよくよく考えると、まだお手伝い募集の文章新聞に載ってないぞ…?
娘がおばけが見えるとか言い出す。お手伝いさんたちもかなり怪しい感じ。
たまに日光にあたるけどどうともなく。
戦争に行った父親が帰ってきた。けど、廃人みたいになってしまい、しばらくしてまた戦争に行くと去っていった。ちょっとこの父親の役割がよくわかんなかったっすね!
ついにお化け…侵入者たちとご対面。
っていうかむしろ幽霊だったのは自分たちだったー!!!っていうオチ。
母親は気が狂って娘と息子を射殺し、自分も自殺。でも生き返って普通に暮らし始めていた。
が! 生者から見れば幽霊だった。
ちゃんと暮らしていた生者たちが、親子には幽霊に見え、生者たちからは親子が幽霊として困らせていたのだった。
お手伝いさんたちはそれらを全て知っていた、こちらも幽霊。
結局生者の方がお屋敷を出て行っておしまい。
海外の幽霊って、日本の幽霊と違って肉体派ってかんじがする。ゾンビとか怪物みたいなね。
"気配"みたいな日本の幽霊の感覚があっちではいまいち伝わらなくて、日本の怪談はウケないってどこかで見たことがあるような。
けどこの作品は割と幽霊とか気配!ってかんじを途中漂わせまくり。
しかし納得いかないのはお手伝いさんたちがどうして最初に事実を告げなかったのかってこと。
こういう作品全てがそうなんだけど「全てをわかってる人」が「理由なく」「それを相手に告げない」事によってミステリーみたいになる作品が私は好きではない。
お手伝いさんたちは自分たちの手でそういう(親子が幽霊である)証拠を隠しておきながら、途中で勝手に「何もわかってないくせに!」とかプリプリしだしてようやく事実を告げるんだもん。言動一致してなさすぎ。
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