ウイッカーマン 幻のカルト映画

今から30年近く前ですが、ホラー映画雑誌に載っていた幻のカルト映画「ウイッカーマン」がとても気になり、当時レンタルビデオ店を探し歩いたものでした。
それが以外にも一軒目で見つかり早速レンタルし見たわけです。
内容は行方不明の少女を探すために一人の警官がスコットランドのサマーアイル島へ向かいます。着いた警官には普通の島に見えたわけですが、夜になると
この島の島民の異様な行動が目に付くようになります。一夜明け、警官は少女を探すため島を歩き、聞き込みを行います。しかし彼には何かがおかしい?と感じ始めるのです。
島民達の異様な言動が警官を悩ませながら運命の日を迎えます。なんと警官はこの島の祭りの儀式の生贄だったのです・・という話です。
全編通じてのどかな綺麗な風景に反比例して島民達の異様さを表現しています。皆が何かを隠している、何かを知っている?という言動です。
見ている私も一体どうなるのだろう?という次への期待感が続きっぱなしです。
そしてラストはまさに衝撃でした。数日間頭を離れないほどでした。いままでの疑問が一気にこんな形で爆発します。
そう人間をかたどった木の塔のオリに入れられ、警官はいけにえとして焼き殺されるのです。まさに狂気の沙汰でした。
2007年にリメイクされ、ほぼオリジナルに近い内容でした、しかし内容が内容だけに酷評されました。
カルト映画というのは、一部のマニアが絶賛するもので、一般向けではありません。この映画は全く異次元のホラーといってもいいでしょう。
リメイクよりもオリジナルのほうが異様さは数段上です。