正直言って、なんで日本ではレザーフェイスよりもジェイソンのほうが人気があるのか。。。
この映画を一度みてもらえばわかるが、その恐怖たるやジェイソンの比ではない。
人間の生皮で作ったマスクを被った巨大な男が、血まみれになったチェーンソーを振り回して追いかけまわされるシーンはトラウマ以外の何物でもない。
しかも、殺人を楽しんでいるというよりは、どこか人間臭いのもまた怖い。殺そうと追いまわしてる途中、相手の悲鳴に驚いてしまったり、チェーンソウで殺した後に、塞ぎ込んでみたりと妙に人間くさいのもまた、これが本物の殺人鬼なんだというリアリティも生んでいる。
また、劇中に幾度となく登場する恐怖演出の執拗さといったらない。
女性の目を写すホラー映画おきまりのカットにしても、目、瞳、瞳孔、毛細血管と、いったいどこまで写すのか、もうやめてほしいと思わさざるおえない恐怖演出が見る者をどこまでも追いまわすのだ。
正直、この映画を見たあとに「13日の金曜日」や「ハロウィーン」「エルム街の悪夢」などを見ても何も怖くない。正直、これと並ぶのはスティーブン・キング原作のホラー映画『IT』ぐらいのものだろうが、キャラクターの立ち方でいえばレザーフェイスが何枚も上手なため、やはり悪魔のいけにえが勝っている。
日本でなぜそんなに知名度がないのかはわからないが、アメリカではもはや定番キャラクターとなっており、ハロウィンでのレザーフェイスの仮装は目立つ。
しかし、そんなレザーフェイスは、実在した本物の殺人鬼を題材としているのだから、果たしてここまでアメリカで人気というのはどうしたものか。。。。
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