不安の種 何なんだこれは…

一言で感想を言ってしまうとタイトルの通り何なんだこれはといった感じです。
本作はネットでは有名な「オチョナンさん」という見ているだけで不安になってくる精神的に来るデザインの怪物(?)が登場する漫画が原作の作品なのですが短編集を一つの物語に混ぜてしまったせいかストーリー的にはよくわからない仕上がりとなっています。
しかし、それぞれのホラー展開にはなかなか恐怖をあおられ特に謎のマネキン女にアパートの外から見張られつづけるという展開はジャパニーズホラーらしいジワジワトくる恐怖を体験できます。他にもグロシーンもそれなりに見ごたえがありました、そのため余計によくわからないストーリー展開が残念です。ストーリーはあまり気にせずにジワジワトしたジャパニーズホラーからスプラッターなグロテスクから一作品で様々な恐怖を味わいたいというなら良いのではないでしょうか。
見始めて最初からよく意味が分からず最後にすべてつながるタイプの映画かなと見ていたら見終ってもよく意味が分からず結局最初からずっと伏線か何かのようにあった目玉の物体や不気味なシールの謎も解けず投げっぱなしかよと何とも言えない気持ちになりました。
そこで何故お勧め度が50かというと、個人的にホラー展開の雰囲気や持っていき方は気に入りゾゾッとさせられる展開もあったため穴だらけのストーリーや明らかに説明の足りない謎の物体や分かりにくい場面切り替えなどの部分をひいて100点満点中から半分の50とさせていただきました