ビデオカメラで超常現象を記録して行くという、少しこじんまりとしたホラーです。実際の映像のように撮影されていて、ちょっと苦手な撮影方法ですが、画面に酔うことなく最後まで見ることができましたが、評価は・・・うん、あんまり。という感じです。
見て行くうちに、なんとなくの怖さは伝わってくるのですが、いかんせん淡々とした日常を撮影している風なので、私的にはあまり面白くありませんでした。ちょっと最初の方から退屈してしまう感じです。おそらく制作費はかなりお安いかと。
唯一ドキッとしたところは、悪魔かなにかに取り憑かれている彼女が、寝ている時に突然、足を引っ張られて引きずられて行くシーンでした。人影のようなものが寝室に入って来て、そっと彼女の横に寝ている時もでしたが、ふわっと布団が動くところは、けっこう怖い感じがしました。ドキッとした引きずられて行くシーンは、彼女が突然引きずられて行く時に彼氏の名前を呼ぶのですが、これがけっこう迫真の演技っぽくて、怖い感じが伝わりました。
しかし、このシーンの後のお話しは、なんとなく想像通りの展開で、予想出来てしまったことで怖い感じはなくなって染ましました。ラストシーンも、もう想像してしまった結末だったので、もう少しアッと驚く展開が欲しかったです。
本当の実話ということなら、もっと怖かったと思うのですが、なんだか実話と信じることが出来ない突っ込みどころが多い作品で、とても残念でした。
コメントをするには会員登録が必要です