DEATH NOTE デスノート the Last name 面白いわけではありませんでした

1作目もそこまで盛り上がらなかったけれど、今作もそこまで面白いわけではありませんでした。
そもそもがファンタジーなお話なので、真剣に考えてはいけないのだけれど、前作を観て今作でも月とLの頭脳戦を楽しみにしようとしていたのに、その辺りが微妙だったので残念でした。
そもそもLがキラの正体を月だと決めてつけていた理由も薄かったと言えば薄いのだけれど、今作では第2のキラや第3のキラ探しのエピソードが、あまりにも上手く出来過ぎていて萎えてしまいました。
現場にいたかどうかなんてわかんないと思うのだけど。
そもそもこの二人にできて他の大人たちにできないなんてことがあるはずがない気がして、でもきっとそんなことを考えちゃいけないんだろうなぁと自分に戒めつつも、そんなことを思ってしまう、子ども心を失った自分が悲しかったです。
監禁シーンも戸田ちゃんと藤原竜也ファンへのサービスカットのようにしか思えなかった(苦笑)。
あんまり内容的に描く必要はなかったような気がします。
戸田ちゃんは物凄く好きな女優さんだけど、あまりこういうキャピキャピした印象は持ってなくて、むしろこういうタイプの女が嫌いそうなイメージがあるので、そこまでハマりませんでした。
残念。
あーだこーだと日本全国を巻き込んだ割には最後が呆気なかったのが一番許せなかったです。
どんな相手でも、人間を殺した人間には罰が必要だと思う。
たとえ法律というものに守られている死刑を宣告した人や死刑を執行した人であっても、許されるべきではないと思う。
そういう例外を作ってしまうから、いろいろと境界線が曖昧になっちゃうんだよなぁ。
デスノートを使っただけだから直接手は下していないという意見の月とデスノートは一つの凶器だと主張するLのやりとりの部分は、現代社会に還元して考えてみると一考の余地があって面白いと感じました。
漫画はもっと面白いそうなので、機会があったら読んでみたいです。