物語の基本は分かって観始めました。 ストーリーを知ってしまっていたため途中で飽きる。
ノートに名前を書いた人間が死ぬ、という小学生の時に誰もが思いつきそうな安易な発想から生まれた作品ですが、そこに月の残虐性とLの人間離れした個性が合わさり、一つのエンターテイメントとしては楽しむことができました。
法律で裁けない敵を裁くというのは、私が大好きな「必殺」シリーズと同じですが、後味は全く違います。
仕事人仕掛人たちは、他の人からの依頼があって初めて実行し、お金のためという明確な理由を作っています。
一方で月は完全に自己満足であり、神になった気分を味わってみたいという、かなり幼稚な理由です。
中高校生くらいだったら、主人公のそういう感情に共感でき、月になったような気分を味わいながら映画を楽しめるのでしょうけど、中途半端に大人になってしまった私には、もう理解ができない感覚になってしまいました。
自分がキラだとバレないために、罪の無い多くの人を前篇にして殺し始めた月ですが、それが悪いことという描かれ方があまりされてないのに驚きました。
主人公が月だから仕方ないのかもしれないけど、「やむを得ないことだ」みたいな描かれ方をされていたのに驚きです。
いろいろ気になる点を書いてしまったけど、テンポよく進む展開を楽しめたのは事実です。あとは文句でないけどあの両親が月とかいてライトと読む名前をつけたというのが違和感だ。
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