ファイナル・デッドコースター ストーリーの大筋に変化はなし

基本映画のシリーズものは三本目がキモ。ここを上手く乗り切るかどうかです。

今回の舞台は遊園地のジェットコースター。はい、私の凄く苦手な分野です。だってこの映画みたく事故ったら怖いじゃないですか。

同じく大事故の予知夢に遭遇した主人公が危機を回避するのですが、やっぱり助かった人々にも不条理な死が訪れる…というストーリーの大筋に変化はなし。前作とのつながりはほとんどない状態でのスタートです。

更に今回はこの主人公がデジカメに収めた友人達の画像に「死の運命」に関するヒントが盛り込まれているのですが、これはちょっと物語が複雑で分りにくくなっちゃったかな。

まあ細かいことは気にしない。この映画の一番の魅力はこの死んでく人達の死に方がどんだけ残酷かってとこですよねw

グロ描写も無駄に凝ってます。「死のピタゴラ」も徐々に緩急つけてフェイントかますようになってきました。一番笑ったのはトレーニングジムで重りに頭挟まれて死んでる黒人さんか。しかし何というか、いったんグロ死のフラグ立っちゃうともう諦めるしかないのね。基本的にこの映画ではみんなグチャッてなって死んでますが、私はなるべくそんなフラグの成立しない人生を送りたいものです。

そういえばこの作品公開の前年(2005年)にJR福知山線の脱線事故があったそうで、当時は公開延期されてたんですね。確かにラストの映像は事故に遭われた方々には生々しかったかも。

主人公ウェンディを演じるメアリー・エリザベス・ウィンステッドはクリクリの眼が印象的ななかなかの美人。こういう顔割と好みです。