ブラッディピエロ 100人連続切裂き 案外スカっとできる映画

100人は盛り過ぎなんですけどね。まあ誇大広告はこの手の映画のお約束。

リリースは『ゾンビ・オブ・ザ・デッド』シリーズのJVD(DEEP RED)。となると日本語吹替のハチャメチャぶりも大きな見所になりますね。外人が沖縄弁とか東北弁とか喋ってますよ。話す内容も無駄なアレンジ。「今夜一緒に食事でも」→「ハイヒールで私を踏んでください」みたいな感じで。あと携帯の着メロが「ゾンビ音頭」です。マニアしか笑わねえよ!

それではストーリーの解説。そんなもんねえよ!とは言わずにちょっと頑張るか。

つってもピエロがひたすら人を殺すだけなんですけどね。途中からピエロの娘(自傷癖有り)も仲間に加わって、更に犠牲者の数はうなぎのぼり!で、この殺人事件を追跡するタブロイド紙の編集者二人(美女とピザ)もまたピエロ達に襲われる・・・といったところ。

大方の予想通り酷い映画なんですがw それでもグロ描写は結構念入りに撮ってありますよ。ピエロのメイン武器はでっかい肉切り包丁。これを豪快にフルスイングして、どんどん人間を切株に。後半に娘(メイン武器はハンマー)と二人で女の身体を餅つきよろしくギタギタにしちゃうシーン、これが一番笑えました。監督のマーカス・コッチという人がどうやらホラーVFX畑出身のようで、残酷描写については十分満足のいく内容。これだけで、B級スプラッタホラーとしては大成功と言えるんじゃないかな。

・・・ということで、血飛沫内臓切株大好きな皆さんにだけオススメ、の一本。