主人公ヤスミン(カリーナ・テスタ)は妊娠三ヶ月。彼女と恋人のアレックス、そして兄と仲間を合わせた5人は、大統領選で右派優勢となり暴動真っ只中のパリの混乱に乗じて銀行を襲撃します。お兄さん撃たれちゃったけど。ヤスミンとアレックスは兄を病院に連れて行くも敢え無く兄は死亡。失意のまま先に逃げていた二人の仲間と合流しようとするのですが、彼らが辿りついた宿屋はナチにかぶれたジジイ率いるサイコ家族の家。仲間も一人犠牲になってます。
果たして、彼女たちの運命は・・・?
特に目新しさはありませんが、『悪魔のいけにえ』『ホステル』辺りが好きならきっと楽しめるであろう、王道ゴア映画となっています。ヤスミンが髪を切られちゃう辺りは『ハイテンション』へのオマージュか。狭い洞窟を逃亡するのは『ディセント』、暗闇に住む奇形児達をカメラ越しに撮る映像は『REC』かね。と色々オマージュというかパクリっぽいシーンは多いな。
ゴア映画ということで一番期待しちゃうのがやっぱり残酷描写。
調べると血糊を400?も使ったそうで。視覚で「痛い!」と思わせる描写はかなり多いですよ。殺されていく仲間達は勿論、ヤスミン覚醒後のサイコ家族とのバトルシーンでも血飛沫肉片飛びまくりです。一番きっついのはアラブ系の仲間がオーブンに隠れた為にそのままチンされドロドロになるシーンかな。後半のバトルでの電ノコが背中にぶっ刺さるシーンも血がブシャっててナイス。サイコ長男の頭がショットガンで吹っ飛ぶシーンも『スキャナーズ』みたいで最高でした。
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