ゴア映画の神様ハーシェル・ゴードン・ルイスが約30年ぶりに復帰して撮った『血の祝祭日』の続編。
ハーシェル・ゴードン・ルイス監督作品といえば、やはり見所は凄まじい人体破壊描写。両腕をミンチにしたり眼球をスプーンで抉り出したり臓物を素手で引きずり出したり頭部の皮を綺麗に剥ぎ取ったり頭蓋を電ノコで開いて脳味噌引きずり出したり。これがまた妙に念入りに撮ってあるんで、耐性ない人は結構キツイかも。思い切りマネキン使ってるのにこの生々しさは何なの。
あと基本的に殺される女の子は毎回無駄におっぱい晒してます。要らないお下劣ネタも満載。ルイス監督お盛んですね。本作撮った時点で74歳か。私もこれくらいタフなお爺ちゃんになりたいです。
エログロと併せて凄まじいのが、余りにも不条理なストーリー展開。ステファニーのお父さんも殺されて骸を晒してるんですが、登場人物がそれを完全に無視してるんですよ。あらゆるシーンでこのお父さんの死体が転がってるんですが、みんな普通にそれを跨いで歩いてます。観ていてホント頭がおかしくなりそうです。
登場人物も全員頭おかしいですよ。殺人鬼ファドは勿論ですが、事件を捜査する刑事マイクなんて死体見るたび毎回ゲロ吐いてるし。明らかに職業選択間違えてます。ちなみに日本語吹替ではこの人関西弁喋ってます。何故に。
・・・ということで、ルイス監督すげえ全く成長してねえ!ってのがよく解って大変素晴らしいと思いました。
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