個人的にはゾンビ映画のツボが二つあって。
一つは圧倒的な数のゾンビに襲われて逃げ場が無くなる時の絶望感。これはホラーの要素かな。
もう一つは悪趣味だけど人体破壊の描写。スプラッタの要素か。過度なスプラッタは逆に笑いを誘発したりもするし。
この二つが満たされてれば満足するんですが、本作はなんとなく大衆受けを狙い過ぎてか、その辺は控えめ。コメディの要素が強くてホラーとして観るには弱いけど、思考停止して楽しむならこの位でいいのかな。
本作の見所の一つは、無駄に豪華なキャスト陣かな。なかでも一番輝いてたのはやはりタラハシー役のウディ・ハレルソン。粗暴なキャラがハマるのは『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のイメージが強いせいか。クライマックスのガンアクションはホントかっこいいと思いましたよ。でもあれ絶対弾足りねえだろ。
彼が劇中で追い求める「トゥインキー」というお菓子ですが、これ食ってると思い切り太りそうだ。特典映像で髭男爵のデブが汗だくでこれ食ってました。
あとは本人役で登場のビル・マーレイ。劇中で流れる『ゴーストバスターズ』にテンション上がった皆さん、お互い歳を取りましたね。ゾンビメイクしてたらゾンビには襲われないけど、やっぱ人間は間違えて撃っちゃうよなぁ。ていうか極限の状況下で悪ふざけすんな。心残りが「ガーフィールド」ってのはよくわからんかった。
で、ラストの遊園地での攻防も見所になるのですが。この映画観て絶対私は遊園地には逃げこまないことに決めた。意外と逃げ場所ないと思うぞ。
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